2020年と2021年の1月にSPドラマとして放送されていた『教場』(同)が、連ドラ化した本作。今作では、風間公親(木村拓哉)が警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に「刑事指導官」として当たっていた時代を描く。
第1話は、2019年、地域課の制服警官だった瓜原潤史(赤楚衛二)は、ある事件の犯人を逮捕し、署長賞を受賞する。これにより捜査一課への配置換えとなり、県警本部捜査一課の刑事指導官の風間から刑事の基礎を叩き込まれることになり――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
30分拡大され、2つの事件が描かれた初回。視聴率も好発進となった本作だが、そのストーリーにネット上からは「爆笑必至」といった不名誉な声が上がっている。
問題となっているのは、最初の事件でのダイイングメッセージ。事件はタクシーの中で女が交際相手の男性を刺殺後に立ち去ったというものだが、男性は死を予感してタブレットの地図を見ながらタクシーを走らせ、順路で犯人の女性の名前を書いていたことが判明。これが決め手となり、犯人を自供させることに成功したが――。
「被害者の男は横暴で、違う男性との結婚が決まった女のリベンジポルノを狙っていたにも関わらず、死を予感してタクシーの順路の一筆書きで名前を残していたというのはあまりに不自然。ネット上からは『なんでタクシー一緒に乗ってるんだ!?』『無理矢理すぎて笑いが止まらない』『無茶苦茶過ぎ』『コナンでもこんなのないわ』『理解できない』といった声が集まっていました」(ドラマライター)
また、他にもツッコミどころがあったという。2つ目の事件では、自分の妻をひき逃げした男を工場経営の益野紳祐(市川隼人)が自身の工場で作った自作銃で射殺するという事件。瓜原はすぐに益野に目をつけるが、益野は幼く時折、喘息のような発作を出す娘のためにも容疑を否定していたが――。
「結局、益野が犯人だという決め手となったのは、瓜原らが益野と娘を連れて工場を訪れた際のこと。益野は銃の材料などを全て捨て、掃除もしていたが、娘はそこで発作を出してしまう。実は娘は火薬アレルギー。掃除しても残った火薬で発作が出たことで、益野が銃を作ったことが決定的になるという展開でした」(同)
しかし、これも特に決定的な証拠ではなく、いくらでも言い逃れができること。ネット上からは「全部トンチキ」「娘にアレルギー出たからって人殺した証拠になるか!?」「こじつけがやばすぎる」「そんなんで犯人と断定できんやろ」といったツッコミが殺到していた。
第1話からトンチキ事件が続いた本作。果たして、今後の事件は大丈夫なのだろうか――。