当選以降、一度も国会に出席していないガーシー氏。先月22日には参議院本会議で、“議場での陳謝”を科す懲罰が決定。ガーシー氏側は陳謝をするかどうかについて意見を二転三転させたものの、6日時点では、8日の参院本会議に向けて飛行機のチケットを確保してあることを明かしている。
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なお、帰国に先だって、ガーシー氏は被災者支援のためにトルコを訪問するとのこと。もしガーシー氏が陳謝に応じることができない場合、除名処分が科される可能性がある。
この騒動について、橋下氏は「除名はやりすぎだと思ってます」と断言。「いろんなペナルティがあってしかるべきだと思うんですが、除名っていうのは国会議員の身分を剥奪するんですよ。東谷議員は28万8000票くらいですかね? この票取るって、すごく大変ですよ」と、ガーシー氏があくまで多くの国民によって選ばれた国会議員だと強調した。
また、橋下氏は、そもそもガーシー氏は「国会に出席しない」と「暴露をする」を公約に掲げて当選したことを指摘。「いいか悪いかは別だけど、それに期待した28万8000票の有権者がいるということは、国会での多数決で国会議員としての身分を奪うというのはやりすぎで、もしダメなんだったら有権者が落選させるべき」とした。
さらに橋下氏はロシアを例に出し、「多数によって国家議員の身分を奪うということになったら、反体制側の議員をどんどん排除する(ことができてしまう)」とも指摘。一方、まずは帰国し、現行法にのっとって議員が国会に出席しなくてもいいというルールづくりをすべきだとしていた。
しかし、この橋下氏の一連の発言にネット上からは、「極論すぎる」「そもそも暴露もしてない」「その国会に出ないんだから身分も糞もあるか?」「出席するだけで絶対に排除されないのに、橋下は論点すり替えてないか?」「そもそも真面目に登院してる人ならそういう追い込まれ方しないでしょ」という呆れ声が集まっていた。