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同書は、育休のためにぼる塾を休んでいた育休メンバーの酒寄がnoteに連載し、書籍化した人気エッセイのシリーズ最新作。自身が育休中に売れてしまった他のメンバー3人との友情秘話などを綴る。酒寄は同書について振り返り、「自分で言うのもなんですけど、本になって改めて読んだ時に、実にいろんな面白い出来事を3人は巻き起こしてくれたなって。書いていて笑ってしまいました」と感想を述べる。
重版となった前書「酒寄希望のぼる塾日記」(同)から自身の環境も変わり、酒寄は現在、舞台を中心にぼる塾の活動に少しずつ復帰もしている。これについても「改めてこの一年はいろんなことがあったなって思います。私も4人で通常公演に出るようになったし」と感慨深げ。一方で復帰の難しさも感じたと言い、「まず、自分のチカラ不足を痛感しました。3人がすでにテレビで活躍しているので、3人との間に実力差がついたことはわかっていたんですけど、舞台に立った時にこんなに力差があるんだって。自分はかっこよく華々しく登場できると思っていたんですけど、そんなにうまくは行かなかった」と話す。
酒寄はほかの3人から「今、スタート地点に立てるんだから酒寄さんも頑張って行こう」と声をかけられたことも明かし、「そう言ってくれたのが嬉しかったです。ここから3人に付いて頑張っていこうと思いました」としみじみとコメント。今後の活動についても「田辺さんが提案してくれたんですけど、4人の活動はもちろんだけど、田辺さんと私とか、私と誰かとか、全部が全部4人でという感じでなく、その時にあった人同士でやれるような形にしたいねって。でも、4人の活動も大事にしていきたいなと思います」と話した。
田辺も「(拠点である)神保町の舞台に4人で立てるのは私の中では大きい」と述べ、「4人で舞台を終えて、酒寄さんも交えて『ここはこうしよう』と話し合ったりするのもぼる塾にとっては効率のいいこと。酒寄さんがいてくれて良かった」と酒寄の復帰に嬉しそうな表情。「わたしは何かあった時にまず酒寄さんに相談するんです」と酒寄との関係についても熱を込めて語り、「なくてはならない存在です。酒寄さんが活動していない時も、『これどう思う?』ってよく相談していたんです」と笑顔で振り返っていた。
(取材・文:名鹿祥史)