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応募総数3537人、準決勝進出30人から厳正な審査によって選ばれた7人は、名前が読み上げられるとガッツポーズで壇上に上がった。コンビでのキングオブコント2022に続いてファイナリストとなったきょんは「来てる」と波に乗っていることを実感。芸歴10年目のラストイヤーを「楽しむ気持ちで、優勝してR-1には夢があると証明します!」と意気込んだ。この日は相方の西村真二も客席から観覧。「やったぞー!」と直接報告し、西村も「ヒューヒューだよ!」と独特の返しでエールを送った。
永見は「M-1でなしえなかった審査員からオール84点を取りたい」とM-1グランプリ2022決勝で波紋を呼んだ審査員・山田邦子の採点に絡めて決意。サツマカワは「カメラが回っているところで1回言っておきたいんですけど、ラストイヤー制度を撤廃していただきたい。僕が優勝してきょんとアキトがめっちゃ爪痕を残して、来年も見たいと思わせてくれ!ピン芸人はめっちゃ路頭に迷っているので、11年目以上を全員救います」とルール撤廃をぶち上げた。
3年連続ストレートで決勝進出を達成した寺田は、実はトークが苦手。「トーク力がないのでネタだけ本当に頑張ります。僕レベルでトークができなくて決勝に残っているのは本当にすごいこと」と微妙に歯切れが悪く、トークとネタのギャップに悩んでいる様子。ところどころ言葉に詰まり、司会のアインシュタイン河井ゆずるに「トークが苦手でもここに来れる」とアシストされ、「そうです!」と便乗していた。
3月4日の決勝では、前日に開催される「復活ステージ」を勝ち抜いた1名が加わり、計8名で1stステージを戦う。審査員5名による審査を経て、上位2名がFinalステージに進出する。会見ではネタの順番も決定。トップバッターはYes!アキトで、寺田寛明、ラパルフェ都留、サツマカワRPG、カベポスター永見、復活枠の1名を挟んで田津原理音、大トリがコットンきょんとなった。
(取材・文:石河コウヘイ)