今回の動画で原監督は自身が気にかけている巨人選手を口にしたほか、来月にWBCに臨む侍ジャパンにエールを送った。その中で、原監督は菅野、坂本については状態、成績を厳しく見定める方針を示した。
>>巨人・原監督「お前もう一生料理するな!」 甥っ子・菅野への激怒に賛否、致命的な怪我を負った選手も?<<
菅野、坂本は共にチームの絶対的主力で、菅野はプロ通算117勝、坂本は通算2205安打といった数字を残している。しかし、菅野は昨季「23登板・10勝7敗・防御率3.12」と2ケタ勝利がやっと。坂本も「83試合・.286・5本・33打点・87安打」で15年ぶりに100安打以下にとどまるなど振るわなかった。
その両名について、原監督は「彼らが主力、主軸ですから。その中心選手が力がないっていうのではチームとしては一番ダメなことですから。そこは見極めますよ」と春季キャンプでは現状の実力、状態をシビアに判断するという。また、「やっぱり昨年のような2人の成績では、とてもじゃないけど主軸、主力っていう(役割)、これは預けることはできない」と、昨季のような不振が続くならレギュラーは任せられないとも口にした。
「新人選手(ドラ4・門脇誠)もショートに入りましたし、先発だって若い選手も、あるいは外国人選手も(いる)」と、先発にも遊撃にも代わりになり得る選手はいるとした原監督。それでも「2人の力がしっかり出てくれたらチームとしては一番ありがたい」と、ライバル選手を退けるような結果を残すことを期待した。
原監督のコメントを受け、ネット上には「原監督が菅野、坂本の控え落ちを匂わせてる」、「期待の裏返しとは思うけどかなり厳しい雰囲気だな」、「今の原監督なら本気でやりかねないな、既に2人ぐらい二軍に叩き落としてるし」といった驚きの声が上がった。
原監督は春季キャンプ第1クール最終日の5日、開幕ローテ候補だった山崎伊織・堀田賢慎のコンディションを問題視し、「全力で投げられないような人は一軍にいる必要はない。そんな甘い世界ではない」として二軍降格にしたことが話題となっている。既に大ナタを振るわれた選手も出ている中、菅野・坂本は主力としての立場を死守することはできるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
岡崎郁氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/@asuaka