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関根はシニア部門で受賞。この日履いたレザースニーカーは、受賞者のオーダーで作られた特注品。「歩くのが好きなのでスニーカーがいいなと。とてもいいスウェードで伸びて足に付いてくるんです。100メートル自己新記録が出そうです」と履き心地を表現。明るい青は「孫がこんな色の靴を持っていて、おそろいで歩ける」こだわりのカラー。お気に入りの一足で「孫とマザー牧場に行きたいです。あそこ広いですから」と顔をほころばせた。
女性部門で受賞した王林は「びっくりして、どこの誰がそんな目で私を見ていたんだろうと。靴へのこだわりは普段から強いのでそれが伝わって嬉しいです」と笑顔。特注の一足は「いろいろこうしたいというこだわりがあって、間に合わなかったんです。雪の青森でもおしゃれを楽しめるウェスタンブーツで、刺繡もりんごをあしらったデザインです」と出身地・青森を意識していると語った。
『仮面ライダーセイバー』(テレビ朝日系)で主演を務めた内藤は、ライダー俳優として藤岡弘、以来2人目の男性部門の受賞となった。関根から藤岡のものまねで祝福され、「その声だけで緊張しちゃいます」と恐縮した。黒の革靴をコーディネートすることが多い内藤は、赤いラインの入った革靴をオーダー。「黒のワントーンしか持っていないんですけど、赤が好きと言うことでこだわりました」と持ち前のセンスを発揮した。
内藤は思い出の靴について聞かれ、「子どもの頃に光る靴が流行っていたんですけど、どうしても仮面ライダーのが欲しくて、ねだっていたらクリスマスプレゼントに買ってもらえたんです。ある時ヒーローごっこをしたらめっちゃ汚れて、ゴシゴシ洗ったら光らなくなっちゃって。弟が欲しがっていたのであげてから、『新しいのを買ってよ』って言ったら、母にめっちゃ怒られました」と子どもならではの失敗談を披露した。
話題はサッカー日本代表にも。関根は「リアルタイムで見てたんですよ。ジョン・カビラさんの実況と一緒になって喜んでいました」と興奮冷めやらぬ様子。王林は「柴崎岳選手が青森出身で、スパイクも青森の伝統工芸を絡めて作っているんです。今回は十和田のきみがらスリッパを取り込んでて、そういうところで青森が輝いているのも嬉しいです」と郷土愛に言及するところはさすがだった。
(取材・文:石河コウヘイ)