報道によると、杉谷は今季終了後に自身の今後を熟考した結果、今季限りでユニフォームを脱ぐことを決断し球団側も了承。引退後の進路は未定だが、野球界へ恩返ししたい意向を胸に、外部で野球を勉強することを考えているという。
杉谷は内外野の複数ポジションを守れるスイッチヒッターというユーティリティ性や、チームを盛り立てる明るい性格を武器にこれまでチームに貢献。ただ、今季は「51試合・.165・0本・3打点」と打率2割以下、5年ぶりに本塁打ゼロと深刻な不振に苦しんだ。
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杉谷の引退報道を受け、ネット上には「数字が数字だから納得はできる」と決断に理解を示す声が上がったが、それ以上に「引退ってマジかよ、来季もやる気満々だったように見えたのに」、「新球場で勝ちを分かち合おうっていうあのお立ち台発言は何だったのか」、「エスコンでやりたい気持ちを断念せざるを得ないほど現状に納得できなかったんだろうか」といった驚きのコメントが相次いだ。
「杉谷は今季5月29日・巨人戦で2打点をマークする活躍を見せお立ち台に上がりましたが、インタビューの最後に『(選手が)成長していく姿をぜひ今年最後の札幌ドームで見て、来年の新球場(エスコンフィールド北海道)、皆様と一緒に勝ちを分かち合えたらいいなと思っています』と、早くも来季を見据えたような旨をコメント。当時のネット上では『まだ5月なのに気が早すぎるだろ』と話題を呼びました。杉谷は同戦終了時点で『8試合・.143・0本・2打点』と低迷しており、その後も全く数字が上がらなかったことで引退を決断したようですが、この間引退を匂わせるような言動も特になかっただけにファンの驚きも大きいようです」(野球ライター)
11月5日に予定される日本ハム対侍ジャパン戦が現役ラスト試合になる見込みだという杉谷。プロ14年間のキャリアを締めくくる最後の勇姿に大きな注目が集まりそうだ。
文 / 柴田雅人