杏は、渡辺の初婚時にもうけた長女である。15歳から人気ファッション誌『non-no』(集英社)専属モデルとして活動し、2005年から海外のプレタポルテコレクションでも活躍。2006年、『Newsweek』日本版で「世界が尊敬する日本人100人」に選出され、2007年からは女優へとシフトチェンジした。
>>真木よう子、常盤貴子の夫とW不倫? 元夫のプレゼントの扱いに驚き【芸能界“ドロ沼”不倫ファイル】<<
私生活では2013年のNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で夫婦役を共演した俳優・東出昌大と2015年1月に結婚。2016年5月、長女・次女となる双子、2017年11月に長男を出産し、3児の母となった。だが2020年8月、同年1月に発覚した東出の不貞騒動により離婚。女優として芸能界で確固たる地位を築いた杏だが、家庭では苦難の道を歩んできた。
その一因となるのが渡辺の不倫騒動だろう。渡辺は、1983年に杏の母で元モデルの女性と結婚。しかし、家庭がありながら不貞を繰り返し、2年に及ぶ調停の末、2005年に離婚した。2005年12月、女優・南果歩と再婚。だが、“不倫略奪婚”ともささやかれた。
ところが2017年3月、渡辺は21歳年下の元ホステス女性との不倫を『週刊文春』(文藝春秋)に密会写真付きで報じられたのだ。記事によると、2人が知り合ったのは2013年とのこと。渡辺は当時、女性が勤務していた大阪のクラブを訪れ、女性に好意を抱いたという。その後、本格的に交際がスタートし、2人は南の目を盗んで日本だけではなく、米国でも逢瀬を重ねていたと報じている。
「同誌には、2人がニューヨークでデートするツーショットや、ソファでうたた寝する渡辺のプライベート写真までが掲載され、かなり“親密”な関係がうかがえました。夫妻は2016年、同時期に渡辺が胃がん、南が乳がんの手術を乗り越えるなど、“おしどり夫婦”ぶりがメディアで取り上げられました。しかし、その裏での渡辺の行為に、世間からは冷ややかな目を向けられました。当然、杏も渡辺の騒動には激怒し、父子関係の修復は困難ともいわれたのです」(芸能ライター)
2017年3月、ニュースサイト『東スポWeb』は、渡辺の不倫に関して南が「渡辺を厳しく責めることができない」と報じた。その理由として、「南にも事実上の略奪婚をしたという負い目がある」としている。南は、渡辺が離婚した2005年当時、すでに深い関係だったといわれており、今回の渡辺の不倫を受け、南もどう対応すべきなのか途方に暮れているという。
2018年5月、夫妻は離婚。しかし、南の傷は癒えず2019年9月の『サワコの朝』(TBS系)に出演した南が、渡辺の不倫が原因でうつ病になった過去を公表した。南は、「東京にいるとつらかったのでアメリカに逃げた」と語り、2000年に離婚した元夫でミュージシャン・辻仁成との長男から「もう自分のために時間を使えばいいんだよ」と励まされ、その一言で立ち直れたと打ち明けた。
一方の渡辺は2020年12月、騒動以降も交際を継続した女性との初ツーショット姿が『女性セブン』(小学館)にキャッチされた。さらに記事では、2019年の夏に渡辺が女性との再々婚を決意したと報じ、同年9月に女性を長野・軽井沢に呼び寄せて本格的に同棲を開始させ2020年にも入籍する予定だったと伝えている。だが、同年1月の東出の不倫スキャンダルで延期したといい、現在も再々婚には至っていない。
東出との離婚を機に渡辺との距離を縮めたといわれる杏。紆余曲折を経て、ようやく父子との絆が生まれ、今後の共演にも注目が集まる。