この日の『笑ってコラえて!』は、同局の人気番組『有吉の壁』とのコラボSPで、同番組に「壁芸人」として出演しているジャングルポケットの3人(斉藤、おたけ、太田博久)が神奈川県江の島のビーチにいる男女に話を聞き、ノンアルコールビールで乾杯する「夏だ!ビールだ!乾杯だ!の旅」という企画を行った。
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ロケ慣れしている3人は、ビーチに集まった若い世代を中心にエピソードを聞き出していったのだが、ラストに紹介された、東京から江の島まで自転車に乗って7時間かけて湘南へやって来たという中学生の男子グループに話を聞き出す事に。この男子グループは非常に仲が良く、クラスメイトの女子に恋をし、自転車に乗って無謀な旅に出た青春中の男子中学生に対して、斉藤は「俺なんか泣きそうだよ」と感動。「あんな友達が欲しかったよ」という斉藤の呟きでVTRは終了した。
斉藤のこの呟きに対し、ネットでは「斉藤さんの一言が重すぎる」といった声が上がった。その背景には、近年明かされた斉藤の青春時代にある。斉藤は小学時代から中学時代にかけて同級生から「クラスメイト全員から罵声を浴びせられる」「背中に彫刻刀を刺される」といった壮絶ないじめを受けており、悩んでいたという。
そのため、事情を知っている視聴者達は「あんな友達が欲しかったよ」と語る斉藤に対し、「かわいそう」「これは笑えない」「見てるこちらが切なくなってくる」といった声が相次いだ。
高校時代からはいじめも無くなり、芸能界を志すことになったのだが、やはり少年時代に明るい青春時代を送れなかった事を悔やんでいたのか、斉藤の表情は妙に切なそうであった。