良純は慎太郎さんの次男であるが、コロナで仕事が減り時間に余裕があったため、脳梗塞を発症していた慎太郎さんの身辺の世話を四人兄弟で割り振る「事務長みたいな立場」を務めたという。「親が死ぬのは生涯で一回だからやれることをちゃんとやろう」と思うも、「かなりやり合うわけですよ」「一年半毎日会う度に大喧嘩ですよ」と慎太郎さんとあちこちで対立していたと明かした。
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慎太郎さんは、昨年10月に膵臓がんの再発が発覚し、余命3か月を告知された。慎太郎さんはある日「良純、お腹痛い。医者行くぞ」と言うも、良純は単なる便秘だと思い、「(体が)動いていないから便秘になる」と病院行きに反対した。しかし、慎太郎さんは強引に病院へ。その場でがん再発が発覚し、家に戻り「俺は3か月で死ぬ。どうだ」と凄まれたという。
慎太郎さんは「お前が病院へ行くのを止めて、あやうくお前に殺されるところだった」と怒ったという。良純は「ちゃんと謝らなきゃいけないと思って。『どうもすいませんでした』と机に手をついて謝った」と語った。さらに、慎太郎さんが亡くなる2日ほど前にも、握手の代わりに手を触ろうとしたら「思い切り手をはたかれた」ほか、2021年の大晦日の晩にも「ちょっと(俳優で)成功したからといって生意気な口叩くんじゃない」と叱られたと暴露。最後まで父親に頭が上がらなかったようだ。
慎太郎さんは『スパルタ教育』(光文社)などの著作を持つ。そのイメージから良純は、本当にそうした教育を受けていたのかを随所で訊かれることが多かったという。ただ、良純に言わせれば「あれは作家の妄想なんですよ。全部」だという。慎太郎さんは仕事を始め、自分の時間を優先し、子育てに時間は掛けなかったようだ。
これには、ネット上で「亡くなる二日前に息子の手を叩くってすごいパワフルだな」「良純さんは、トーク力ありますから、芸人さんみたいですよね。素晴らしいです」といった声が聞かれた。