近年の『24時間テレビ』のハプニングで「そういえばアレはどうなったんだ?」と時々話題になるのが、2017年に発生した「バック転事故」である。
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これは「ギネス世界記録に挑戦」という企画で、番組中に新しいギネス世界記録を打ち立てようと挑戦した際のハプニングだった。
東野幸治をメインに据えたこの企画では「一斉バック転」の世界記録をめざすことになった。スタジオのある日本武道館に150人を超える一般参加者を集め、掛け声と同時に東野(当時50歳)を含む163人が一斉にバック転をした。
コーナー司会を担当したANZEN漫才・みやぞんの「じゃあ行くよ!せーの!」との掛け声で、163人が一斉にバック転する光景はまさに『24時間テレビ』らしい圧巻の光景だった。だが、なんと正面のカメラが明らかにバック転に失敗し頭を強打する男性の姿を映していたのだ。
周囲にいた他の参加者は男性を気遣い「大丈夫か?」と声をかけていた。ネットでは「あれ明らかに失敗じゃないの?」「首から落ちたみたいだけど大丈夫?」「完全な放送事故では」といった声が相次いだ。
だが、全体を把握しきれない参加者たちは、自分たちがバック転を成功したことに大盛り上がり。スタジオでは成功を知らせる花火が鳴り響いた。
なお、しばらくたちチャレンジ失敗となったことが全体に明かされた。163人中141人以上が成功すればギネス記録達成となっていたが、東野を含む相当数の参加者が失敗していた。
だが、視聴者にとってはバック転に失敗し頭を強打した男性のことばかりが気になるチャレンジとなってしまった。
今年の『24時間テレビ』は何事も起こらないよう祈る。