天才数学者をも苦しめてきた数々の難問、そして美しくも不思議な知の世界を、1回30分1テーマでわかりやすく掘り下げる同番組。尾形がギャグを封印し、数学に取り組んでいく……というのがコンセプトである。7月13日から放送がスタート、全12回。
17日放送分のテーマは「虚数」。自然数に始まり、無理数、ゼロといった数を人類が受け入れてきた歴史とともに、虚数発見に至る壮大な物語を紹介していった。
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「尾形と数学という相反するものを掛け合わせているので、本人も最初はドッキリだと思っていたようですね。そんな尾形が完全にカンペを見ながらMCをし、たどたどしさはありながらも、笑いもなく真面目に説明しています。尾形がホストを務めているものの、伝えるべきところはVTRでしっかり伝えている。そこに尾形が関与しているわけでもなく、モニタリングしているわけでもないので、数学番組としても成り立っているんです。番組側が数学にリスペクトを持って取り組んでいるのが分かりますね。視聴者の中には尾形不要論を訴えている人もいますが、それは数学が好きな人の意見。尾形をきっかけに番組を観て、数学に触れる人も多いので成功していると言っていいでしょう」(芸能ライター)
なぜMCが尾形なのか? これはNHKの公式HPでスタッフが回答していた。「どんな無茶ぶりにも全力で応えてくれる尾形さんだからこそ、数学のチョー難問を大真面目に解説する大役をどんな風に果たしてくれるのかワクワクしませんか?」「きっと尾形さんのガチの情熱が、天才数学者たちを悩ませてきた数々の難問の、美しくも不思議な世界を、これまでにない形で、とっても魅力的に伝えてくれるんじゃないか」……スタッフにはそんな思いがあったのだ。
制作者の思いが通じているのか、17日放送回ではTwitterでも反響があり、「小、中、高の学生さんにも見てもらいたいよ。自分が学生の頃にこんな番組やっててくれたらもっと数学好きになれたもの」「めちゃくちゃカンニングしながら説明してくれる尾形好き笑」「カンニングのカウントとか番組自体がネタにしてる」「意味分からずカンペの台詞を言ってるだけ感がすごい」「笑わない数学めちゃくちゃおもろいwww尾形が数学語っとるのおもろすぎる」とのコメントがあった。
記事内の引用について
笑わない数学 公式HPより https://www.nhk.jp/p/ts/Y5R676NK92/