この日、番組では他人のSNSに侵入し、不正アクセスを行った男を2人取り上げた。その特集に先立ち、「これは、ある犯罪に手を染めた男の部屋の模型」と容疑者の男の部屋を再現した映像を紹介した。
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部屋には若い女性の写真などが大量にあり、パソコン内には1万点以上の女性のプライベート写真もあったとのこと。さらにフィギュアやアニメグッズに焦点を当て、「乱雑に置かれたアニメ関連らしきグッズ」と紹介していた。
しかし、今回取り上げられた犯罪の内容とアニメは無関係。ネット上からは「犯罪とアニメ関係ある?」「印象操作」「アニメやフィギュアなどのグッズが云々って言う必要性ある?」「オタクが犯罪者って言いたいの丸分かりで嫌悪感止まらない」「フィギュアとか持ってる人は危ない人って印象づけたいの?」という批判が殺到している。
「もともと、犯罪者、犯罪者予備軍とアニメ好きを結びつける風潮は、1990年代に生まれたもの。しかし、その風潮も偏見で作られたものである上、今やアニメやゲームは立派に市民権を得たコンテンツ。そのため、『容疑者の部屋にアニメグッズがある』という情報は多くの視聴者に嫌悪感を与えただけになっていました」(芸能ライター)
犯罪に利用されたわけでもないのにも関わらず、やり玉に挙げられてしまったアニメグッズ。多くの視聴者が違和感を抱いていた。