アメリカ・テキサス州の葬儀場で行われていたお葬式の最中、故人にツバを吐いた容疑で、同州警察が女を逮捕した。海外ニュースサイト『KLTV』『Daily Star』などが6月17日までに報じた。
報道によると2021年11月29日に同州タイラーの葬儀場で、とある故人(年齢、性別不明)の葬式が開かれたという。故人の死因など、詳細は報じられていない。お葬式の最中、近所に住む51歳の女が突然現れたという。女はお棺の方へ脇目もふらずに向かっていき、お棺の中に横たわる故人の体にツバを吐きかけたそうだ。女はそのまま葬式を後にしたとみられる。
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故人の家族らが警察に通報。捜査を開始した警察が目撃者らに聞き込みを開始したころ、女は「故人の家族」を恨んでいたことが分かった。女と故人の間でトラブルがあったのか、詳細は報じられていない。
事件発生から約2カ月後の2022年1月、警察は、遺体を粗末に扱ったとして女の逮捕状を請求した。女は逃走していたようで、警察が女の身柄を拘束したのは、逮捕状請求から約5カ月後の6月5日だそうだ。逮捕の翌日、女は保釈金を払って釈放されている。
女の認否は伝えられていない。遺体乱用の罪で有罪となれば、最大で2年の禁固刑、最高で約130万円の罰金が科される可能性があるという。
このニュースが世界に広がるとネット上では「ひどい。いくら嫌いな人だとしても、お葬式くらい敬意は払うべき」「嫌いな相手なら会いたくもないはずだが」「本当に死んだのか確認に来たのだろう」「2人の間で何があったのか知りたい」「逮捕まで約6カ月。テキサス警察の対応が遅い」「ツバを吐いた程度で逮捕? 警察も起訴可能か迷っていたのかも」といった声が上がった。
故人をお見送りしようと集まった親族、友人らの前で、故人にツバを吐くなど、非礼にもほどがある。いくら嫌いな相手だとしても、最後のお別れのときぐらいは敬意を払うべきだろう。
記事内の引用について
Quitman woman accused of spitting in casket charged with felony(KLTV)
https://www.kltv.com/2022/06/14/quitman-woman-accused-spitting-casket-charged-with-felony/
Woman arrested after being charged with spitting on corpse in a coffin at funeral home(Daily Star)より
https://www.dailystar.co.uk/news/world-news/woman-arrested-after-being-charged-27258155