この日の『ナニコレ珍百景』では「お風呂場から謎の黒い物体が現れる」という投稿を紹介。投稿者によると風呂場の大掃除をした後、しばらくして壁から黒いカビのような物体が生えてきたという。そのカビは日に日に大きくなり、3カ月後には人間のこぶしくらいの大きさになっていた。この謎の「黒い物体」の正体を調べてもらうため、投稿者は番組に相談することを決めた。
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番組スタッフとともに投稿者の元を訪問した生物の専門家は、この黒い物体の正体が「アラゲキクラゲ」というキノコの一種で、俗に「キクラゲ」と呼ばれる食用キノコの一種であると見抜いた。
アラゲキクラゲが風呂場で増殖していたのは、風に乗って窓から入ったアラゲキクラゲの胞子がたまたま壁に付着し、適度な湿気もあり成長したことが理由だという。
専門家は「非常に珍しいケース」だとし、ここまで大きくなるのはまれだと語った。
ここで終わっていれば「奇妙なキノコ」で終わっていた話だったが、VTRはまさかの展開に進んでいく。
この風呂場で増殖した「風呂場キクラゲ」は「毒性はなく食用可能」とのことだった。番組スタッフと投稿者は、近所の中華料理店にキノコを持ち込み調理をお願いした。
調理の結果、投稿者はプロの料理人が作った「お風呂場産キクラゲと豚肉と玉子の塩炒め」をおいしく食べることができた。だがネットではこの風呂場キクラゲに対し「さすがに気持ち悪い」「本当に食べて大丈夫なの?」「風呂場って汚いのに勇気あるな」「自分の風呂でも流石に食べれない」「吐き気がした」といった声が相次いでいた。
一応、番組では熱処理で減菌して調理し、食用は問題がないことをアピールしていたが、見ていて気持ちのいいものではないと考える視聴者はやはり多かった。食事どきの日曜夜19時には少々刺激の強い「トラウマ映像」となったようだ。