第2話は、温人(二宮和也)と未知留(多部未華子)は娘の誘拐事件をネットニュースで公表し、世論を味方に付けた。警察への批判は強まり、ネットに出し抜かれた大手マスコミの取材合戦も激しさを増す。翌朝、犯人から警察の完全排除を取引の条件とする通告がある。それでも捜査を続行しようとする葛城(玉木宏)に対して、温人と未知留は――というストーリーが描かれた。
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※以下、ネタバレあり。
第2話では、「警察排除」という本作のテーマへの疑問の声が改めて集まる事態になっている。
第2話終盤では、警察を排除するため、温人と未知留は警察を罠に嵌めることに。未知留が警察にほだされた振りをして、“ママ友”と偽った女性警察官を家の中に入れ、犯人との電話中にそれを暴くという展開となった。
さらに、友人の東堂(濱田岳)と三輪(賀来賢人)に協力してもらい、撤収した振りをして自宅近くで張り込んでいた警察をネットライブニュースで晒すことに成功。本作のテーマである、“警察を排除し、家族の絆で娘を取り戻す”というシチュエーションになったが――。
「しかし、視聴者から聞かれたのは、温人と未知留の行動への疑問の声。冷静な判断ができず、『身代金を払えば娘を返す』という犯人の言葉を完全に信じ切っているのは仕方ないにせよ、警察から提案された『犯人に撤退したと見せかける作戦』に対し、夫妻は頑なに拒絶。さらに、娘を救おうとする警察をまるで悪者かのように扱い、罠に嵌めてネットに晒していましたが、この点について視聴者から戸惑う声が聞かれています」(ドラマライター)
ネット上からは本作のこの流れに対し、「身代金払えば娘を返してくれる保証なんて100%ないのに」「無理ありすぎ」「めちゃくちゃ過ぎない?」「夫婦より警察の方が間抜け」「突飛な設定への説得力がない」という声が集まっている。
「ほかの誘拐モノ作品との差別化を図るため、『警察の排除』という要素を入れたかったのかもしれませんが、あくまで真剣に捜査している警察を“悪”扱いはあまりに愚行。ネット上からは温人と未知留に対し、『バカ夫婦としか思えない』『思考回路が謎』『犯人に踊らされてるってなんで分からないの』という声が寄せられていました」(同)
二人がここまで犯人の言うことを聞く理由は、今後の展開への伏線になっているのだろうか――。