細野氏は「ゼレンスキー大統領の演説。冒頭で事故炉のチェルノブイリ原発への攻撃とサリン攻撃の可能性に言及。東電福島第一原発と地下鉄サリン事件を意識した発言だろう」と背景を推察。続けて、「国際機関・国連改革に言及したところは、日本の安保理改革を意識したものか」と書き込んだ。
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ゼレンスキー大統領の演説には「サリン」や「放射能」といったフレーズが盛り込まれていたが、1995年に発生した地下鉄サリン事件や、2011年の東日本大震災で発生した津波を受けて起こった福島第一原子力発電所事故には直接言及しているわけではない。さりげなくその国に関連するフレーズやトピックを盛り込むのは、これまでの各国の演説でも見られたスタイルであり、細野氏もそれを見出したのだろう。
ただ、続いての「国際機関・国連改革に言及したところは、日本の安保理改革を意識したもの」の書き込みには、違和感を覚えたネットユーザーが多いようだ。
細野氏は、日本政府が主張する「国連改革・安保理改革」をゼレンスキー大統領が演説に盛り込んだと理解したようだが、ネット上では「いいえ、それはウクライナが本当に危機に迫っている事からの発言です。変な推測は考えずに、発言のそのままを受け入れましょう」「我田引水」「日本の常任理事国入りなどと、一言も言っていないよ。常任理事国の一国が紛争当事国になってしまうことで何も決まらなくなる機能不全を言ったまで」といったツッコミの声が並んだ。
ゼレンスキー大統領の演説で「国連改革」に言及した部分は、今回のロシアのウクライナ侵攻に関して、国連ならびに安保理が機能しなった事実を指摘し、「誠意の注射(改革)」が必要と訴えるもの。この言葉だけではネットの指摘にあるように、国連が「機能不全」にある現状を指摘したに過ぎない可能性もありそうだ。
ネット上では「推察は良いので、仕事してくださいね」といった声もあり、国連改革に関して細野氏は、ゼレンスキー大統領の言葉を過剰に読み取ってしまったのかもしれない。
記事内の引用について
細野豪志氏のツイッターより https://twitter.com/hosono_54