モーリー氏は、日本のテレビのワイドショーなどで行われている、在日ウクライナ人と日本人の芸能人コメンテーターが議論する企画に苦言を呈したユーザーの書き込みを引用リツイートする形で、「テレビ局の制作担当の皆さんに考えていただきたいこと」と呼びかけた。
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続けて、「ウクライナの皆さんは生きるために必死でそれぞれに戦っておられます。『降伏』してしまい、核兵器の脅しが通用する新たな世界秩序を許してしまうと直ちに日本も中朝露による核の恫喝を受けるフェーズへと進みます」と書き込んだ。
日本のワイドショーなどでは、連日のように元大阪府知事、元大阪市長の橋下徹氏が「政治的妥結」を訴えているほか、14日にはタレントのテリー伊藤がラジオ番組で在日ウクライナ人女性に対し、「ウクライナ勝てませんよ」「無駄死にして欲しくない」と呼びかけ物議を醸している。これらの発言は現実的な要素がある一方、モーリー氏が主張するように、今ウクライナが降伏すれば、ロシアの核の脅威が強調される形となり、好ましくない「新たな世界秩序」が形成される可能性は十分あると言える。モーリー氏は近視眼的な視点にとどまるべきではないと考えているのだろう。
これには、ネット上で「これね。全世界的な問題だよ」「完全にコレ。理不尽な暴力、テロに一度でも屈したら、それをちらつかせられるので、降伏して逃げたことが意味なくなる世界くるよ」といった共感の声が多く集まった。
一方で、「『降伏しろ』とも、『戦え』とも外野が言うべきでない。決めるのはウクライナ」と中立的な立場からの意見も見られた。
記事内の引用について
モーリー・ロバートソン氏のツイッターより https://twitter.com/gjmorley/