それは番組後半、オズワルド伊藤俊介が、知り合いの芸人・元アメリカンB.Bチキン杉本の話を暴露したところから始まった。彼女にフラれた杉本は公園で1人缶ビールを飲んでいると、30代後半の美女が近づいてきたという。別れた身の上話を聞いた彼女から「私が癒してあげる」と廃墟ビルに誘われ、ズボンを下ろしかけた瞬間、非常扉がいきなり開いたのだとか。
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完全にハメられたと思った杉本だったが、女性は「逃げろ!」と言いながら彼の手を握って一緒に階段を降り、100メートルほど逃走。「『はあ…はあ…』ってなって。顔上げたら向こうも顔上げて『はあ…はあ…』目合って。『アハハ!』『アハハ!』って、2人笑って肩抱きながらホテルに行った」とすごそうな話の割には、たいしたオチでもなかったエピソードに浜田雅功も「がっつり聞いてもうたわ!」と苦笑いしていた。
ところが、それから数分経たないうちに、ランジャタイのボケ担当の国崎和也が「僕らもちょっと被りますけど」と言いながら、先ほど伊藤が語った話と同じ話をしたのだ。
これに松本人志と浜田は顔を見合わせ、そのまま静かに聞くしかなかった。そして国崎がオチまで言い切ると、松本は「お前、根性バリバリか!」「なんやこいつ!」と驚き。浜田は特にリアクションすることはなかった。
ところがこの後、ダウンタウンに見てほしいネタがあるということで小道具を用意し始めた国崎だったが、「トークの方は大丈夫ですか?」と確認すると、またしても、先ほどの話を再び始めたのだ。
スタジオが騒然となる中、浜田はイラつきがMAXに達したのか、笑いながらも怒りを押し殺した表情で「マジでシバいたろかな」とポツリ。この一言を隣で聞いた松本は慌てつつ、苦笑い。それでも国崎は最後のオチまで言い切っていた。
そしていよいよ肝心のネタを披露。大御所ダウンタウンに直接見せるにはなかなか勇気がいるネタだったが、これをし終えたあと、すかさず「杉本くんって言う…」と言いかけると、松本は持っていたハンカチを床に叩きつけ、浜田はゴングを激しく打ち鳴らした。
ネットでは、国崎に対して「メンタル化け物かよ」「久々笑った」「全部持って行かれたな」という意見の一方、「ふざけてるだけの芸風は番組一回りしたら終了だろ」「こんなん相手せなあかんダウンタウンが気の毒」「さすがに見てられない」といった声もあった。2回目の『DX』出演は果たしてあるのだろうか?