監督就任後初めての対外試合だった新庄監督。各選手の守備位置を大幅に入れ替えたスタメンを組み試合に臨むと、攻撃では11安打6得点、守備では無失策と選手が躍動。見事に初陣を勝利で飾った。
報道によると、9回を締めた西村天裕から試合後にウイニングボールを手渡されたという新庄監督。ただ、直後の会見前に「俺、こだわらないから。そういうの」と言いつつ記者の1人にボールを投げ渡すと、そのまま会見を終え球場を後に。ボールはその後、球団関係者が回収したが、渡された記者は突然の出来事に戸惑っていたという。
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この新庄監督の行動を受け、ネット上には「練習試合とはいえ監督初勝利の記念球なのに扱いが雑過ぎるだろ」、「記者としても扱いが分からない代物だろうし、球団が回収してくれるまでかなり焦ってたのでは」と驚きの声が寄せられた。同時に、「新庄って前にも記念品に対してそんなことしてたよな」、「なんかGG賞トロフィーと同じような扱い方してるな」と、ゴールデングラブ賞トロフィーと同様の扱いをしているとするコメントも多数みられた。
「現役時代にGG賞に計10度(1993-1994,1996-2000,2004-2006)選出された新庄監督は、受賞のたびに金色の皮革で作られたグローブとボールを台座に飾った記念のトロフィーを贈られています。グローブはトロフィーから外せる仕様なのですが、新庄監督は引退後の2008年5月18日・日本ハム対ソフトバンク戦でそのグローブを着用して始球式を務めると、投球後にグローブをスタンドに投げ入れ大きな話題を呼んだことがあります。また、昨年3月に投稿した自身の公式インスタグラムでは、GG賞トロフィーが6個並んでいる画像を添え『16年倉庫に眠ってたゴールデングラブみっけた』、『後の4つはファンにプレゼントしたばい』と、10個のうち半数近くが既に自身の手元にないことを明かしてもいます。勝利球に全くこだわりを見せなかった振る舞いを受け、GG賞トロフィーの扱い方を思い返したファンも少なからずいたようです」(野球ライター)
新庄監督は試合後会見で「もっと練習したいですね。あんまり試合、いらないです」と語ったことも伝えられている。そのため、一部からは「一応勝ちはしたけど、新庄的にはまだ満足できるような内容じゃなかったのかな」という見方も挙がっている。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
新庄剛志監督の公式インスタグラムより
https://www.instagram.com/shinjo.freedom/