アナウンサーの転身先と言えば、フリーアナウンサー兼タレントというのが定石。しかし、枡アナのように異業種へ転進を果たす例もある。
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元フジテレビの菊間千乃アナウンサーは、在職中にロースクール(法科大学院)へ通っていたものの、勉強へ専念するために2007年12月末で退社。2010年に新司法試験に合格し、現在は弁護士として古巣のマスコミ業界とも関連の深い知的財産権のほか、倒産事業などを手がける。また、『モーニングショー』(テレビ朝日系)などに“弁護士”の立場で、コメンテーターとして出演を行っている。
元朝日放送(ABC)の清水次郎アナウンサーは、2016年6月末に退社後、翌年に45歳で高校の社会科教諭に転進。さらに部活動では硬式野球部の顧問にも就任している。清水アナは、在職中は「甲子園」や「プロ野球」を実況するスポーツ系アナとして知られた。かねてからの高校教師の夢を叶えたとともに、野球にも関わっていると言えるだろう。
元TBSの伊東楓アナウンサーは、2021年2月末で約5年務めた同社を退社。かねてより絵本作家になる夢があったためで、退社後に3月にはデビュー作となる絵詩集『唯一の月』(光文社)を出版。前書きは『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)で共演し、伊東のキャラクターを評価していた伊集院が記した。現在はドイツに留学し、アーテイスト活動を行っている。
伊東アナは20代だが、菊間アナは30代、枡アナや清水アナは40代で転進を果たしている。何か新しいことを始めるのに年齢は関係ないのかもしれない。価値観の多様化が進む現在、これからさらに異業種転進アナウンサーは増えて行きそうだ。