今回の動画で高木氏は「今年活躍しないとヤバい選手 セ・リーグ編」と題し根尾、巨人のプロ4年目・21歳の直江大輔の2名を挙げ、現状や課題などを語った。直江については「スタミナが無い」と指摘しつつも、「投手らしい体型(身長184センチ・体重82キロ)もしてるし、ボールの角度、力(もある)。そういうことも含めて『いい投手に育つだろうな』という、そういう期待感は物凄く見ていて膨らむ投手なんだよね」と確かな素質があると評価した。
一方、根尾については「それなりのものは示していかないともうダメだよね」と燻る現状に不満げ。「外野のあの肩はいいな、見事だわ」と守備では見どころがあるとしつつも、打撃については「ちょっと話になんないよね、打率からすると。野手としては屈辱的な、話にならない数字だよね」と酷評した。
根尾は2018年ドラフトで1位指名を受け中日入りしたが、プロ1年目の2019年は「2試合・.000・0本・0打点」と一軍出場はほとんど無し。また、2020年は「9試合・.087・0本・0打点」、2021年も「72試合・.178・1本・16打点」と打撃では苦戦が続いている。高木氏はそろそろ目立った結果を残さないと未来は無いのではと考えているようだ。
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この高木氏の発言を受け、ネット上には「確かに今年もダメなら、大学経由で入ってきた同い年の選手たちに立場奪われるだろうな」、「同学年の広島・小園(海斗/2018年ドラ1)は昨季ほぼ3割(.298)だった、だから根尾もこれくらいの数字は残してくれないと」と同調の声が挙がった。一方、「本人は危機感もって体重も増やしてるのにそんな冷たいこと言うなよ」、「そろそろ結果が必要って、そんなことは本人が一番分かっとるわ」と反論のコメントも多数みられた。
「高卒ドラ1としてプロ入りした根尾は技術面だけでなく、身長177センチ・体重80キロと体格が小柄なことも活躍できない一因とされている選手。しかし、今オフは同僚の同13年目・36歳の大島洋平の自主トレに帯同し、ビルドアップを目指したハードなウェイトトレーニングを敢行。その結果、体重が80キロから84キロへ増加したことが伝えられています。本人が今季の台頭へ向け全力を注いでいることもあり、今回の高木氏の指摘に『余計なお世話だ』と不満を抱いたファンも少なからずいるようです」(野球ライター)
今オフの報道では、立浪監督が二塁、左翼、右翼のレギュラーは白紙と公言していることも伝えられている。外野手の根尾は左翼、右翼の2ポジションがターゲットとなるが、春季キャンプ・OP戦でアピールしレギュラーを奪うことはできるのだろうか。
文 / 柴田雅人
記事内の引用について
高木豊氏の公式YouTubeチャンネルより
https://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ