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解散も視野に…“クズ芸人”の我が家・杉山、先輩を巻き込んでトラブルに

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我が家・杉山裕之

 “クズ芸人”の需要が高い。「キングオブコント2021」で空気階段が優勝して、多額な借金を抱えたまま妻子を養う鈴木もぐらがよりフィーチャー。ピン芸人の岡野陽一、相席スタート・山添寛、ザ・マミィ・酒井貴士といった“借金4TOP”も軒並み仕事を増やした。

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 対して、笑えない“キングオブクズ”もいる。性格と酒癖の悪さで破たんしたトリオ芸人の我が家・杉山裕之だ。03年に谷田部俊、坪倉由幸と我が家を結成。フルーツポンチやはんにゃ、ジャルジャルやロッチ、しずるとゴールデンタイムのコント番組「爆笑レッドシアター」(フジテレビ系)で人気を博した。

 ところが、生き残っているのは俳優としても成功を収めた坪倉だけ。杉山は所属するワタナベエンターテインメントの九州事業本部に3年間左遷され、元来地味な谷田部も出番を欠いている。

 決定打となったのは、昼の情報帯番組「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)。3人がレギュラーメンバーだったが、12年に杉山と谷田部が卒業。坪倉だけが残った。これを機に、杉山は拠点を九州に移した。芸能ライターが言う。

 「九州事業本部の基盤をイチから築いたのは、ゴリけん、パラシュート部隊。彼らは杉山さんを迎え入れたのですが、当の本人は東京に帰ることが前提だったので、部屋を借りた方がいいというアドバイスを無視して、ホテル住まいを強行。関係を悪くさせました。さらに、博多華丸さんらとカラオケに行った時、前奏だけを流して切るボケを10回もやって、仏の華丸さんを『あの子とは当分よか』とブチギレされました」

 九州のエンタメを支える面々を怒らせたことでいられなくなり、15年に帰京。酒癖の悪さが悪化した。

 ある飲みの席で、いつも通りくだを巻き始め、後輩とケンカ。雰囲気が悪くなったので、先輩のゆってぃが仲裁に入り、「ここは俺が持つから」と店を出ようとした。しかし、1000円足りなかった。「ごめん。貸して」と助けを求めると、杉山は「なんだよ、テメェ。金も持ってねぇのかよ。情けなねぇな」と悪態をついた。

 「ネタを作っていないのに、後輩にネタを批判。愚痴や悪口も収まらないため、杉山さんの周りからどんどん人が離れていきました。我が家として稼いでいる頃は、みんな我慢していた。でも、九州に飛ばされたのを機に交流を絶つ人が増えたと言います」(先の芸能ライター)

 説教グセが直らないことを坪倉から指摘されると、「解散だ!」と啖呵を切ったのは、事もあろうか杉山の方。それでも話し合いを重ね、YouTubeを開設するなどして打開策を見出しているが、結果はいまだ伴っていない。

 なんとか解散は回避できて、結成20周年目に突入。あまたの同僚のように再ブレイクを狙いたいところだが。

(伊藤由華)

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