>>サンドとアンタの『お笑い実力刃』が限界?「正直飽きた」「ネタ番組に戻ってほしい」大喜利番組化に失望の声<<
この番組は同局の人気シリーズ『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』のスタッフが制作した番組。MCも『池の水』と同じく、ロンドンブーツ1号2号の田村淳とココリコの田中直樹が担当している。
コンセプトは「予算100万円以内でDIY」。家の一部をリフォームしたいものの、自分ではどうにもできない人を助けるというもので、同局の人気番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』をほうふつとさせる内容であった。
だが、『劇的ビフォーアフター』にはほど遠い内容だったようだ。
『100万円リメイクハウス』のコンセプトは、あくまでDIY(Do It Yourself、自分で作って修繕すること)で内装に関しては、プロの業者ではなく個人で活動するDIY職人たちが関与し、施工のプロは関わっていない。
使う材料も、100円ショップの商品など誰でも手に入る市販品ばかり。実際に作ったものは大きなウッドデッキやキッチンや浴槽などで、素人がDIYで作るには、少々大きなものばかりだった。ネットでは「こんなものもDIYで作れるの?」「すごい」といった声が集まった一方、あくまでDIYであるため「耐久性は問題ないの?」「できればプロに頼んでほしい」と不安視する声も相次いでいた。
また施工の最後にはかかった木材や塗料、金具など材料の内訳が公表されたが、100万円の予算のうち、半分以上が「施工費(人件費含む)」となっていた。ネットでは「え!人件費取るの?」「人件費取るならプロに頼むよね」「DIYという意味なら人件費は取らないのが普通では?」といったツッコミが相次いだ。
最後に放送された「物置を露店風呂にする」というリフォームでは大人数で作業し、100万円中75万円が人件費、施工費だったことが明かされている。「全体の75%が人件費?」「DIYにこだわる必要は?」といった声がエスカレートすることになった。
DIYの利点は安く済むことだが、安く済ませるためには自らに施工の知識と技術があることが前提。他人任せにするとそこそこの値段になることが明らかになった。
そういう意味では実に「中途半端」な番組だったと言えよう。