RED、CIRCUS、スイートMONSTERの3つのユニットがあり、20年1月のオーディションで2期生が加入。プロのダンサーや現役医師、LGBTQのタレントや元アイドル、吉本の現役マネージャーまでおり、ボーダレスなユニットとなっている。そんな中、元ジャニーズJr.から“ホンモノ”がメンバー入りしている。東京シャンデリア・ハラちゃんだ。
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本名・原浩大は、94年生まれの27歳。明治大学在学中にJr.だった。ジャニーズ事務所に入所したのは13年。直接的な接点はないが、同期で言うとKing & Princeの高橋海人がいる。Jr.は小・中学生が中心だが、ハラちゃんが履歴書を送ったのは大学生になったばかりの頃。電話がかかってきたのは3か月ほど経ってからで、Jr.としては高齢の19歳で合格した。
「電話は、いきなり『次の日曜日』という通達でかかってきたそうです。オーディション会場では『踊ってください』とだけ言われてフロアに立たされ、しばらくしたら腕を引っ張られて、2班に分けられる。『半分からこっちの子は明日の同じ時間に来てください。こっちの子はもう大丈夫です』と宣告され、合否がその場で決められたそうです」(事情通の芸能ジャーナリスト)
ハラちゃんのステージデビューは、入所した年の7月27日、東京・秩父宮ラグビー場で開催されたNEWSのコンサートツアー「NEWS LIVE TOUR 2013」だった。NEWSにとって同公演は2年連続の同所・2日連続だったが、27日は悪天候のために中断・順延になった。急きょ翌日に振り替えられ、会場付近で夜を明かす女性が大量に出没。デマやトラブルがネットに出回り、来場者からも体調不良を訴える者が現れて救急車で搬送。ファンの間では今でも語り継がれている“事件”となった。
ハラちゃんがバックダンサーを最も多く務めたのはNEWS。現在はIMPACTorsとして活動する基俊介とよく一緒にいた。ちなみに、Jr.時代に声をかけてくれる優しさを見せたのは嵐の相葉雅紀、A.B.C-Zの塚田僚一、元関ジャニ∞の錦戸亮だったという。
圧倒的なレベル差を感じて、大学卒業を待つことなくJr.を辞めた。1年間の社会経験をしてから、吉本のタレント養成学校・NSCに入学。アルバイトと芸人、アイドルを続けながら、売れる日を夢見ている。
辞めジャニが輝けるステージが、吉本にはあるか……。
(伊藤由華)