山尾氏のように、不倫された側が訴訟を起こした事例は芸能界でも存在する。2013年11月、『女性自身』(光文社)に“略奪婚”を報じられたタレント・荒牧陽子は2014年7月に夫の元妻による訴訟で完敗している。
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荒牧は1997年5月、岡山県久世町で開催された『NHKのど自慢』に出場して見事チャンピオンに輝く。高校卒業後は上京してシンガーソングライターをめざすも不遇の時代が続いたが2011年7月、『スター☆ドラフト会議』(日本テレビ系)でものまね歌手としてデビュー。これを機に“ものまね新女王”の座に就き日の目を浴びた。
ところが2012年11月、荒巻は喉の酷使と精神的ストレスという理由で2013年1月から芸能活動を一時休養すると発表。だが、突然の活動休止の陰に潜む“不倫略奪婚”トラブルを同誌にスッパ抜かれ、荒牧は“不倫”のレッテルを貼られることとなった。
「テレビプロデューサーの荒牧の夫は、2011年8月に一般女性と結婚し、元妻は妊娠していたといいます。ところが、夫は結婚からわずか4カ月後に荒牧と不倫関係に陥ったとし、元妻は2012年2月に長男を出産。このとき、元妻は子宮摘出にまで至った難産を終えて病院から戻ったのですが、自宅で自身のものではない“つけまつげ”を発見し、夫の不貞を直感したとのこと」(芸能ライター)
同誌によれば、元妻が夫の携帯電話をチェックしたところ、荒牧から「今日はありがとう。でももう少しだけ一緒にいたかったな」「火曜戻りです。さすがに奥さん帰ってきますよね。最悪、ホテルに泊まります」などといった文面の痕跡が残っており、荒牧は当時の夫を「ダーリン」と呼んでいたという。
さらに、同誌はこのやりとりから元妻が出産で苦しむ最中、夫が荒牧を自宅に連れ込み、“不倫セックス”に明け暮れていたと示唆。このことから、不倫で大騒動と化した元モーニング娘。・矢口真里になぞらえて「逆矢口」などと報じたのだ。
「荒牧との不倫を認めた夫は2012年5月に離婚が成立したそう。そして、休養中の2013年5月に荒牧は夫と結婚。ところが、元妻への慰謝料を渋っていた夫の再婚に元妻が激高し、荒牧夫妻を相手取り裁判に発展したのです」(前出・同)
2014年7月、同誌は“不倫略奪裁判”の詳細を伝え、荒牧夫妻は裁判所から、元妻に計300万円の支払うよう命じられたという。
「本来、元妻は6000万円を請求していましたが、それ以前に荒牧からの謝罪を望んでいたそう。しかし、荒牧は不倫を認めるどころか『すでに離婚していると夫から聞いていた』とした。荒牧には“略奪婚”のイメージが定着し、今後の芸能活動は困難ともいわれていました」(芸能関係者)
2017年1月、荒牧は自身のインスタグラムで2016年秋に第一子を出産していたことを報告し、2017年9月放送の『ものまねグランプリ』(日本テレビ系)で復活を遂げた。一方で2018年5月に出演した『ダウンタウンDX』(同)では、約5年に及んだ休業の理由を体調不良と強調し、ネット上では猛バッシングを食らった。だが、徐々に露出を繰り返し、現在の活動ぶりは再び軌道に乗ったようにもみえる。
荒波を乗り越えた荒牧の復活劇には様々な声が寄せられているが、メンタル面においては人一倍強化されたことだろう。パワーアップした荒牧の今後にも目が離せない。