グループ活動は休止中だが、ソロのタレントとしては好調をキープ。「相葉マナブ」(テレビ朝日系)、「I LOVE みんなのどうぶつ園」(日本テレビ系)、「VS魂」(フジテレビ系)は続行。櫻井翔と共に「NHK東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」を担当している。
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ソロでも国民的アイドルと呼ぶにふさわしい活躍で、38歳になってもなお、「相葉ちゃん」と呼ばれる天然系愛されキャラ。そんな中、独特なのが酒癖だ。キャラに反して、個性が過ぎるのだ。
メンバーで飲んでいた頃は、「相葉くんが寝たらお開きの合図」と言われていた。18年から19年にかけて開催されたグループの20周年アニバーサリーのドームツアーで地方を訪れた際は、夜はほとんどメンバーと一緒。酔ってタンクトップ姿になって、走り回っていた。
飲むと陽気になる特性を弄んだのは、男勝りだった時代のTOKIO。相葉とかつてレギュラー番組で一緒だった国分太一は、打ち上げの宴席で盛り上げるために、飲んだ酒を口から垂れ流して笑わせていた。すると、相葉は国分の胸に顔を埋めて、吐き出された酒を頭から浴びた。命名されたのは「滝行」。宴席はテッパンで盛り上がった。そんなキャラ崩壊の現場を何度も目撃しているのが、松岡昌宏だった。
故・志村けんさんは、膝の上で寝かせている。2人は「天才!志村どうぶつ園」(04年~20年/日テレ系)で共演する仲だった。
「番組スタート時、初の単独バラエティレギュラーでド緊張だった相葉さんのために、食事会が開かれました。お酒が回った相葉さんは志村さんの膝を枕にして寝てしまい、志村さんは『男に膝を貸すのは初めてだよ』と笑ったそうです。スタッフが起こそうとすると、『嵐もやって疲れてるんだからいいよ』と優しい眼差しで見守ったといいます」(テレビ誌のエディター)
“ぼっち飲み”もする。映画「シン・ゴジラ」(16年)を一人で映画館に観に行った時、鑑賞中にカラにしたビールは5本。作品を見終えた頃は、ベロベロだった。
11年1月期に放送された主演連ドラ「バーテンダー」(テレ朝系)では、来客の心の傷をカクテルで癒す天才バーテンダーを演じた。プロのバーテンダーの指導のもと、テクニックから立ち振る舞いまでを日々特訓。作中で提供する酒は、連日にわたって自宅マンションで実演。試飲もしたため、毎日酔っぱらっていたという。
そんな「バーテンダー」と新作「和田家の男たち」は同局同枠。今作では酔い潰れることなく、無事にクランクアップを迎えてほしいものだ。
(伊藤由華)