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グループホームを題材にした本作で、芸能生活45年目にして映画初主演を飾った川崎は「13歳から芸能界に入って、45年ですけど映画の主演は初めて。この歳になって初主演の映画を撮ることができるのは感謝しているし、嬉しい気持ちでいっぱい」と感激の表情。本作についても「家庭環境を失う子どもを預かるお父さんとして、こういう子どもがまだまだ実際に全国にいて、子ども達を救う施設としてファミリーホームがあるというメッセージを込めてこの映画を撮りました」と説明。
「それぞれのシーンにいろんな思いがあるんですけど、最後に妻が亡くなる時に一人一人子どもが戻ってくる、あのシーンを見るとうるうる来ます。撮影していてもとても印象的でした」と好きなシーンも紹介。「コロナ禍でこの映画の公開が思いっきりぶつかってしまって複雑な気持ちもあります。でも、こうしてたくさんの人に来てもらえた。ありがとうございます」と客席に笑顔で呼びかけた。
また、川崎は現在、夫人であったカイヤと昨年2月に離婚裁判が決着するも、その後カイヤ側が慰謝料等で控訴するなど、離婚問題を抱えてもいるが、そのことにも言及。「そろそろ近いうちに結果が出ると思います。3年近く(裁判のことが)頭の中にあるので、色々ちゃんとはっきり決められれば」と近況を紹介した。
野村は川崎と今回夫婦役。「何年か前にお会いしたことはあるんですけど、芝居を2人でしっかりするのは初めて。『俺は川崎麻世だ』って(斜に構えた)タイプかなと思ったら、とっても普通で。スタッフに対しても優しくてびっくりしました。世の中の方のイメージとは違って、すごく誠実で大好きになりました」と川崎の印象を紹介していた。舞台あいさつには川崎、野村のほか、共演者の伊藤真央、中西悠綺、阿南萌花、新藤栄作、寺田もか、奥仲麻琴、本作のメガホンを取った、ながせきいさむ監督、友田勇生製作総指揮も登壇した。
(取材・文:名鹿祥史)