かつて、競技としてのバドミントンはメディア露出が目立つほどではなく、“マイナースポーツ”の見方が強かった。だが、「オグシオ」こと元バドミントン日本代表の小椋久美子・潮田玲子ペアの登場により、その風潮が変わったともいえる。1983年生まれのオグシオは、2002年に三洋電機に入社して正式にダブルスを組む。2004年から全日本総合選手権で5連覇を果たし、日本の女子ダブルスを牽引する存在となった。
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だが08年11月、東京・代々木第2体育館での全日本総合選手権を最後にオグシオはペアの解消を発表。当時、潮田はキャスターへの転身がささやかれていて、現役続行を決めたが、2012年ロンドン五輪に向けた考え方の違いから決断に至ったとしている。
「全日本総合選手権当日は、オグシオ最後の試合を見ようと約2800人の観客が押し寄せ、消防法に触れるため札止めされるほどのにぎわいを見せました。試合後、記者会見に臨んだ小椋は『お互いの意見を尊重しました。玲ちゃん(潮田)だったから今まで頑張れた』と目に涙を浮かべ、潮田は『寂しいという気持ちはあるけど、ここまでこられたのはオグッチ(小椋)のおかげ』と互いに感謝し合っていました」(芸能ライター)
ところが、ペア解消の真相は“不仲”が原因ともささやかれた。
「実力もさることながらルックスも兼ね備えたオグシオの広告効果は200億円以上ともいわれたほど。2007年9月発売の『オグシオ公式写真集 ROAD TO BEIJING』(小学館)をはじめ、DVDやトレカは大人気。アイドル並みの人気を誇る一方で、ネット上では両者の容姿を比較されるなど、不利になった小椋が潮田から距離を置いたともいわれています」(前出・同)
そして、両者の不仲を決定付けたのが2016年8月放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)に小椋が出演したときのこと。小椋は現役当時を回顧し、オグシオ時代の苦悩を語った。すると、タレント・坂上忍から両者の“不仲説”について質問が飛んだ。これに小椋は「ライバルじゃないのに、世間からは“どっちがかわいいか”って比べられ、ライバル視させられるんですよ。だから、変な空気は流れる」と弁明。だが、不仲は否定した。
ところが、坂上に「お互いの結婚式に出席してないの?」とツッコまれた小椋は、「結婚式は、(出席)して……ないです」と告白。小椋より先に結婚した潮田の結婚式が2013年1月に開かれたが、仕事を理由に欠席したという。
また、小椋はペア解消について「一人の人間として認識されてない」と感じていた苦悩から解放されたと吐露。さらに、ダウンタウン・浜田雅功が「離婚するとき(潮田に)報告したの?」と問い詰めると小椋は、「そこまで深くはない」と激白。これで“不仲説”に拍車がかかったのだ。
今年7月、潮田が自身のインスタグラムを更新し、13年ぶりにオグシオが復活したことを報告。同月放送の『修造&一茂のイミシン』(テレビ朝日系)の番宣を兼ね、番組ではオグシオとして両者がコートに立ったことを明かした。さらに、小椋との2ショット写真を披露するとファンからは歓喜の声が上がった。
実際のところ、不仲の真相は不明だ。だが、両者の功績はスポーツ界の歴史に刻まれ続けていくだろう。