春日氏は、JOC(日本オリンピック委員会)元渉外参事の肩書を持つ。1998年に行われた長野冬季オリンピック招致にも深く関与。日本が不参加となった1980年のモスクワオリンピック水泳代表に選ばれた長崎宏子氏を妻に持つ。近年のオリンピック事情を知り尽くす人物と言える。そんな春日氏の言動には賛否両論がある。
>>こういう時こそ観客を入れたほうが良い? 元JOC春日氏の無観客試合への猛反論に視聴者ドン引き<<
最も大きなものが、「政府やIOC寄りの発言しかしない」点だろう。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中止や延期論が出た時には、日本側から開催を返上するようなことをしたら、「二度と日本で五輪は開けない」と発言。さらに、7月8日の『バイキングMORE』では、ロックインジャパンフェスティバルの中止を受けて、「オリンピックは特別なもの。普通のイベントとは違う」と強調した。これに対し、薬丸裕英が「それはきれいごとにしか聞こえない」とツッコミを入れていたが、全ての視聴者やネット民を代弁する声だとも言えるだろう。
春日氏の経歴を見れば、発言が保守的にならざるを得ないのはわからなくもないが、「オリンピック開催ありき」で回りくどい話をする春日氏のスタイルを苦手と感じる人も少なくないようだ。
さらに、オリンピックとコロナといったトピックに言及すると、パブリックビューイングに関しても持論を述べ、専門家の医師から反論される様子もテレビには映し出されている。
その一方で、『バイキングMORE』では、坂上忍からのイヤミ攻撃を平然と受けて流す春日氏の胆力の強さを面白がる声もある。ワイドショー的には、春日氏は自らヒール(悪役)を買って出ているとも言えるだろう。
問題含みのオリンピックは強行開催へ向かう様相を呈してきているため、春日氏の言動にはさらに注目が集まりそうだ。