この企画で取り上げるテーマは、コンビニスイーツやパスタソースなどの食品ばかりでなく、おもちゃや便利グッズなど多彩なジャンルに渡っている。コンパクトに情報が詰まっているとあって、この時間帯だけチャンネルを変える視聴者もいるようだ。場合によっては、裏番組の『めざまし8』(フジテレビ系)を上回ることもあるとか。朝の情報番組がターゲットとする主婦層の人気を得ているのは、今後番組が起死回生をめざすにあたり、大きな希望となりそうだ。
ただ、この企画にあるもう一つの展開には、賛否両論が巻き起こっている。それが大喜利化だ。
『ラヴィット!』では、番組の随所に大喜利が出現する。川島のフリに対して、レギュラー出演者のお笑い芸人が巻き込まれていく。不定期出演を果たしているオードリーの春日俊彰は『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送系)で、「タフな番組」と振り返っている。
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こうした流れに、ネット上では「情報と大喜利の融合は新感覚で面白い」「朝から笑えるのは最高」といった声がある一方で、「大喜利やトークがジャマ。情報だけ見たい」「話が脱線しすぎ。もっとテンポよく見せてほしい」と賛否両論が巻き起こっている。
『ラヴィット!』は前番組の『グッとラック!』から一転、時事ニュースを扱わない路線を貫いている。これには、立川志らくがラジオ番組で「コロナに飲み込まれていないのはいい」と意外にも高い評価を下していた。それでも、やはり主婦層を中心に幅広い視聴者を獲得しなければいけない時間帯だけに、お笑い要素の比重を高めていけばいいものでもないだろう。番組は今後も難しい舵取りを迫られそうだ。