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オリックス宮城大弥ら先発陣好投も課題は打線、中嶋監督「上がっていくことだけを考える」

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宮城大弥

 先週のオリックスは借金返済からの貯金生活も狙えたが、接戦を勝ち切れず借金を増やしてしまった。

【オリックス 4.6-4.11試合結果】
対 千葉ロッテマリーンズ
千葉・ZOZOマリンスタジアム

6日
△オリックス(田嶋)3-3(小島)千葉ロッテ△

7日
●オリックス(増井)2-9(岩下)千葉ロッテ○

8日
○オリックス(山本)5-1(本前)千葉ロッテ●
対 北海道日本ハム
大阪・京セラドーム大阪

9日
●オリックス(山岡)1-2(金子)北海道日本ハム○

10日
●オリックス(山崎福)2-5(上沢)北海道日本ハム○

11日
△オリックス(宮城)4-4(加藤)北海道日本ハム△

※(カッコ)内は先発投手。
※15試合5勝8敗2分。千葉ロッテと同率の4位。首位の東北楽天と4ゲーム差。

 千葉に乗り込んだロッテ戦では、初戦で田嶋大樹が「調子自体も悪くなっただけに、3回の失点してしまったところは悔しいです。しっかりと次につなげられるようにしたい」と振り返っているように、粘りのあるピッチングを披露したが、打線は追いつくのがやっと。2戦目は増井浩俊が「なんとか粘り強く投げることが出来た」と好投も、中継ぎ陣が打たれ突き放されてしまう。3戦目はエース山本由伸が少し苦しみながらも、さすがのピッチングを見せて連敗を止めて見せた。

 本拠地に戻り、北海道日本ハムとの初戦は、もう一人のエース、山岡泰輔と金子弌大との新旧エース対決が実現。山岡は「今日は投げている感覚も良かったですし、調子自体は前回登板よりも良かったと思います。三者凡退のイニングが少なく、ランナーを許しながらのピッチングになってしまいましたが、なんとか粘りながら0に抑えることができて良かったです」と復調の兆しが見えるピッチングを見せるが、チームは内野のミスから痛い逆転負け。2戦目も山崎福也がキレ味ある球を投げていたが、最終回に漆原大晟が3点勝ち越しを許し連敗。3戦目は宮城大弥が調子がイマイチながらもピンチを切り抜けるが、またもや内野にミスがあり失点。最終回に宗佑磨が劇的な同点打を放つもここまで。日本ハム戦で1勝も出来なかったのは痛い。

 カードが1巡したことについて、中嶋聡監督は「これで、もちろん借金はしてますけど、モヤがいなかったり、あまり調子のいい選手がいないので、これから上がっていくことだけを考えて、ピッチャー陣の負担を考えて戦っていけたらいいと思いますし、ある程度、どういうチームなのか?というのは把握出来たのと、これから何処のチームも外国人が入って来ると思うので、それからですね。次(のカード)も新しい体制になるのかなという気もしますけどね」と改めてリセットした上で、カード2巡目に入る意向を明らかにしている。

 カード2巡目の初戦は福岡に乗り込んでソフトバンクと3連戦。前回は勝ち越しているだけに、連敗ストップはもちろん、ソフトバンクはまだまだ眠らせておきたい存在。二桁安打のない野手の奮起に期待したい。

(どら増田)

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