かつて、レギュラー番組10本、CM14本を抱えたベッキーは芸能界でも一目置かれた存在だった。いつも明るく元気いっぱいに振る舞う優等生キャラだったベッキーだが、同番組内で「いつもベッキースイッチを入れて仕事に出ていました」と偽りのキャラだったと明かし、心の中で周囲に悪態をついていたと告白したのだ。
たしかに、ベッキーの評判は業界内でも最悪だったよう。共演者や番組スタッフからは、イメージを覆す“裏の顔”が漏れ聞こえ、周囲を四苦八苦させていたようだ。
とくに、“共演NG”が多いことは有名な話。なかでもマツコ・デラックスとの共演は頑なに拒否したあげく、マツコと仲のいい芸能人も“NG”にしていたようだ。
2010年9月、両者は『ミリオンダイス』(同)で初共演を果たし、番組の企画で“仁義なきタイマン 五番勝負”と称し、叩いて被ってじゃんけんポンなどの対決に挑んだ。だが、この収録により両者の関係がギクシャクしたという。
「いつになく厳しい口調のマツコは『ベッキーはなんか気にいらない』というスタンスで対抗し、それに負けじとじゃんけんに勝ったベッキーがマツコを本気で叩いたのです。激怒したマツコが手を出し、両者が泣き出すというハプニングも。ベッキーは収録後、楽屋に引きこもって泣き続け、以降はあらゆる条件にも応じずマツコとの共演をNGにしたとか」(芸能ライター)
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ところが2011年7月、スペシャル番組『スター☆ドラフト会議』(同)にベッキーがゲスト出演し、レギュラーのマツコと共演を果たしたのだ。険悪なムードのなか、マツコは「相いれないのよ」とベッキーをバッサリ。「仲良くしましょう」と譲歩するベッキーにマツコは表情を一変させ、「あんたって、ホントに汚い女ね!」と言い放ったのだ。
「ベッキーは『キャラが被る』という理由で自身と同じハーフタレントとの共演をNGにするほど。特定の芸能プロや大物タレントと良好な関係性を保っており怖いものがなかったようです」(芸能関係者)
だが2016年1月、ゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音との不倫が『週刊文春』(文藝春秋)に報じられ、事態が一変。ベッキーは同年2月に芸能活動休止を発表し、同年5月放送の『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)では涙ながらに謝罪した。
2019年3月、両者はまたしても『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で共演。マツコが『ミリオンダイス』を回顧し、両者は当時の映像を見る運びに。そのなかで、ベッキーがマツコの容姿について挑発する一幕があり、これにマツコは「頑張ってるよねぇ、疲れてるでしょそろそろ。はしゃぎすぎて疲れてきたろ?」と危惧。さらに、「今日はさ、戦いを挑むっていうかちょっと楽にさせてやろうと思った」とベッキーのキャラクターについて言及するやりとりが映像で流れた。
するとマツコは「すごい思い入れ深い仕事でした」と感概に浸り、「あの時点ですでにベッキーに何かを感じ取ってた」「もっと楽にさせたかった」とベッキーへの気遣いを見せ、両者の関係は雪解けとなったという。
不倫騒動を悔い改め、勢力を弱めたベッキーは妻となり母となった。いつかお茶の間をにぎわせる日を願いたいものだ。