きっかけとなったのは3日放送の『有吉の壁』(日本テレビ系)。同番組の企画「一般人の壁を越えろ!おもしろ横浜スタジアムの人選手権」で、芸人たちが横浜スタジアム内で有吉弘行を笑わせようとネタを披露した。
その企画の最後に、椿鬼奴がとにかく明るい安村らとタッグを組み、駒田氏のモノマネを披露。駒田氏と同じ背番号「10」のユニフォーム姿でグラウンドに登場した鬼奴は、ファン役の安村がスタンドから飛ばした「駒田くーん、守備ついたらエラーしてくれよー!」というヤジに「やかましいんじゃコラッ!」、「野球っつうのはなあ、ヤジるためにやってんじゃねえんだよ!」などと応戦し笑いを誘った。
今回の番組を受け、ネット上には「昔珍プレー好プレーで見た奴だ、めちゃくちゃ懐かしい」、「ヤジにブチ切れる駒田の再現は爆笑した」、「現役時代の駒田はあまり知らないけどこのシーンだけは知ってる」、「元ネタの映像と見比べてもかなりクオリティ高くて草」といった反応が多数寄せられている。
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鬼奴と安村がモノマネした駒田氏とファンの応酬は、駒田氏が横浜時代に出場した神宮球場・ヤクルト戦で起こったもの。『珍プレー・好プレー大賞』(フジテレビ系)や『プロ野球好珍プレーBEST101』(日本テレビ系)で複数回取り上げられたこともあり、現在でもファンの間で語り草になっている有名シーンだ。
ただ、駒田氏は元阪神・藪恵壹氏が2020年7月10日、ユーチューブチャンネルに投稿した動画にゲスト出演した際、横浜時代は他にもファンから様々なヤジを飛ばされていたことを告白。特にいら立ったヤジとして「バカ野郎引っ込め! こんなんだから(駒田氏を使うから)優勝できねえんだよウチはよ!」というヤジを挙げ、直後に「このチームは俺が来る前からずっと弱かったんだよ!」と言い返したことを明かしている。
また、駒田氏は同じ動画で自身だけでなく、スタンドで観戦していた駒田氏の子どもも「おいガキ! 駒田あかんの~!」、「ガキ! 家の電話番号言うてみい!」といったヤジを受けたことがあることも暴露している。
横浜時代の成績は「875試合・.289・63本・469打点・979安打」と決して悪い数字ではない。それでもヤジの標的にされ続けたのは、ヤジに言い返すことが「駒田はすぐヤジに反応する」と逆にファンを増長させた部分もあるかもしれない。
文 / 柴田雅人