植草というと、1982年に結成した少年隊のメンバーとして85年に『仮面舞踏会』でデビュー。またたく間にトップアイドルへと成長し、お茶目なキャラでさらなる人気を博し、俳優としても活躍。なかでも、90年から出演した『さすらい刑事旅情編』(テレビ朝日系)、93年から出演したドラマ『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)シリーズは植草の代表作となった。ドラマ以外にも数多くの舞台にも出演し、役者のイメージが板についていた。
だが、近年の植草は目立った活動もなく、ベールに包まれた状態であった。これには深い理由がある。一部では「表立った活動を控えていた」とし、同事務所の判断で芸能活動自体を縮小させていたと報じられている。
植草は10年交際していた元モデルと1994年に結婚。95年2月に長男で俳優・樋口裕太、97年に長女が誕生したが、10年12月に離婚を発表した。だが、離婚をめぐり、植草は“ドロ沼”を経ている。
「2011年1月発売の『女性セブン』(小学館)の直撃で、植草は離婚の原因が生活観のズレや性格の不一致だったと証言。芸能人の私生活に理解を示さない元妻への不満を明かしましたが、それはとんでもない話。植草は13年に再婚していますが、妻は少年隊の追っかけファンで、元妻との婚姻中から深い関係になったよう。一度は不貞が元妻にバレて別れましたが、その後はネットゲームを介して関係を継続させ“密会”していたといいます。さらに、植草は元妻や我が子にも暴力を振るい、あげくに家を飛び出して妻のマンションに入り浸ったとされています。以降、元妻は植草と音信不通となり、弁護士を介して離婚協議する以外に方法はなかったといいます。その影響は、当時ジャニーズJr.として活躍していた樋口にも。親の離婚を機に、同事務所を退所しています」(芸能ライター)
その後、植草は不倫相手だった妻と交際を続け、2013年10月に再婚と女児の誕生を発表。ところが、長女の誕生を理由に植草は元妻に離婚時、調停で定めた毎月20万円の養育費の減額請求を申し立てたという。
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「これに激怒した元妻側が、2014年4月発売の『週刊女性』(主婦と生活社)に内情を暴露。ところが、同事務所の圧力が関係していたのか、大事にならずに済んでいます。結局、裁判で植草の要求は却下されたのですが、元妻側は同誌にDVの疑いと記載された診断書の控えを公表し、離婚協議の際に口外を制止されたとブチまけたのです」(前出・同)
騒動は回避できたが、化けの皮が剝がされ、さらに経営一家との逆玉婚であることが広く知られることに。新しい家族と億ションに住んで悠々自適な日々を送る植草に、減額などももってのほかだと非難が殺到した。
この騒ぎが原因かは定かではないが、2015年12月に迎えたグループ結成30周年の節目は実にひっそりしていた。そして、35周年で“リストラ”された。“少年隊”というブランドが守られる異例の措置はせめてもの救いであろう。