年末恒例となったこの特番。この日もマヂラブや錦鯉、東京ホテイソンといった『M-1』ファイナリストや、とろサーモン、ダイアン、すゑひろがりず、ぼる塾など精鋭25組が集結した。
番組は、たけしが面白くないと思った時点でカーテンを降ろすというものだが、彼は毎回のように芸人が出てきては、10数秒で強制終了。これには、SNS上では「ちゃんとネタ見せろよ」「なんでいつも最後まで芸を見ないの?」「いちいち止めんな」「芸人さんに敬意がないね」といった批判の声も見られた。
たけしの容赦ない愛のムチは、マヂラブにも及ぶ。彼らはファイナルラウンドで見せた「つり革」を披露したのだが、たけしはわずか10秒足らずでカーテンを閉めると、「ああいうのが女、子どもとか、おばあさんとか笑ってくれて勘違いしちゃう」と辛辣。
さらには、マヂラブが『M-1』王者ということを初めて知ったらしく、「今のがチャンピオンなの?」「これで優勝しちゃったの?」「じゃあ文句言っただろ、漫才じゃねえとかなんか」とまさに今、巻き起こっている論争を指摘したのだ。
また、ネタのアドバイスは意外と的確だったようだ。東京ホテイソンが登場したとき、ド頭でボケのショーゴが短歌を詠みあげた。だが、5・7・5の上の句まで披露すると、たけしはカーテンを降ろし、「笑いが遅い」とバッサリ。
さらに、ダイアン・ユースケが時代劇の役者・岸大介を名乗り、撮影の空き時間にチョンマゲ姿のまま街中に出て、相方の津田篤宏に絡むというものがあった。
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ところが、たけしはわずか10秒ネタを見ただけで、カーテンをシャットアウト。続けて、「あのチョンマゲでウケようとしたんだ?あれがダメだな。ツタンカーメンとか金目の物をかぶったほうがいい」と助言。こうしたアドバイスに、SNS上でも「結構ちゃんとアドバイスしてるな」「このコメントが一瞬で出てくるのが凄い」「たまにマジでタメになる」など感心の声が。
錦鯉が出てきた時は、何度もカーテンを上げ下げ。ボケの長谷川雅紀にその都度「こんにちはー!」と呼びかけさせておきながら、「何回『こんにちは』やってんだよ!『こんばんは』だろ!」と一喝し、笑いをさらっていた。滑舌は聞き取りづらいという声もあるが、頭の回転の速さはまだまだ衰えていないようだ。