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黒岩神奈川県知事、GoToキャンペーンと感染拡大の関連性を否定 『報ステ』でマスク会食を訴え賛否

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画像はイメージです

 18日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)に、黒岩祐治神奈川県知事が出演。神奈川県が標榜する「マスク会食」の重要性を訴えた。

 番組に出演した黒岩知事は、小木逸平アナウンサーから「GoToキャンペーンが感染拡大の要因なのではないか」という趣旨の質問を何度もぶつけられる。若干憤りを感じているようにも見えた同知事は、18日、東京で493人、神奈川で226人の感染者が出ている状況だが、関連性を否定。

 そして、「GoToイート」について、5人以上の飲食で感染リスクが高まるという専門家の報告から、4人以下を対象とする動きがあることについて、「5人以上なら危ないのか。4人でもですね、こうやって近くでわーっと喋って乾杯していたならば飛沫が飛びまくります。そしたら感染しますよ」と持論を展開。

 ​>>GOTOトラベル感染者「調べてないから少ない」ひろゆきの指摘に共感の声 過去には「旅行業だけを優先する理由がわからない」<<​​​

 続けて、「今見てください。外歩いてる時ね、皆さんね、マスク徹底してやってますよ。見事にやってらっしゃいますよ。お店入ってくる時もマスクをしてる。ところが会食を始まる時にマスクを取って、乾杯して『ワー』と喋ってる。4人なら大丈夫ですか? 3人なら大丈夫ですか? 私は違うと思います。それよりも、マスクをしたまま会食すれば、これは大丈夫ですね、私はかなり大丈夫だと思います」とマスクをしたまま会食をすれば、コロナ感染を防止できると言う見方を示す。

 さらに、「例えばですね、30人くらいの部屋で、10人ぐらいで間を空けて、みんなマスクで会食する。これを実際、私はやってきましたけども、飛沫は飛ばないんですよ。そしたら、こういうこと(会食)をやるならですね、そこの部分の我慢ですね。マスクをしながら会食するというのは、ちょっと鬱陶しいと最初思われるかもしれないけど、やってってください。これをやると安心に繋がりますから」と訴える。この話を報道ステーションの出演者は、明らかに怪訝そうな顔で聞いていた。

 黒岩知事の発言について、「何を言っているのかわからない」「どう考えてもGoToキャンペーンは失策で、すぐ止めるべきだ」「県として何も対策をせずマスクして会食しろなんておかしい」「食べてる時にまでマスクなんかできない」「飲んでいる時にマスクは無理でしょ」と怒りの声が上がる。
一方で、「緊急事態宣言や休業要請をしたら飲食店が潰れる。マスクをしてても会食してほしいというのは、当然の考え方」「違和感はあるけど、飲食店関係者としては頼もしく見えた」「経済を守る観点から見れば苦肉の策だが理解できる発言」「徹底すれば感染者が抑えられる可能性はある」「報ステの誘導尋問に乗らず持論を通したのは良かった」と賛同の声も。

 そして、「報道ステーション」については、「よくこの話を引き出した」「無能ぶりを露見させてくれた」という声も出たが、「なんとしても『GoTo』が悪いというように持っていきたいのが見え見え」「コロナの新規感染者が増えるとすぐに不安を煽って自粛を迫る。経済も回さなきゃいけないし、個々の判断でいいはずだ」「経済のことを考えていない。日本を弱体化させたいのか」「コロナ新規感染者の増加を政府批判に繋げている」と批判するネットユーザーも多かった。

 答えがない中で、経済と新規感染者の抑制を模索していかねばならない黒岩知事。経済と新規感染者抑制を考えると、「マスク会食」は最善策という声もあるが、「GoToを中止するべき」とする声も根強い。現状では、個々が判断するしかないだろう。

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