25日に小池百合子東京都知事が会見を開き、平日はできるだけ自宅で仕事を行い、今週末は不要不急の外出を控えるよう呼びかけていたが、翌26日に会見を開いた黒岩祐治神奈川県知事もこれに触れ、不要不急の外出を控え、今週末は外出を自粛するよう訴えていた。
さらに黒岩知事は、新型コロナウイルスと闘っている医療従事者について、感染患者を受け入れた病院の職員の子どもが託児所から受け入れ拒否されたり、医薬品を納品する会社の納品拒否などの差別や偏見があるといい、「断じて許せません」と断罪するとともに、「医療従事者やご家族を応援する機運を高めている必要がある」として、新型コロナウイルスと闘う医療従事者を「コロナファイターズ」と呼ぶと宣言。また、「コロナファイターズの皆さんにエールを送るキャンペーンを展開したいと思います」として、医療従事者への感謝のメッセージと、「がんばれ!!コロナファイターズ」のエールをSNSで発信してほしいと話し、ロゴも公開し、ステッカーも制作したとしていた。
黒岩知事の会見は昼のワイドショーでも中継されていたが、この「コロナファイターズ」の命名に、ネットからは「ちょっとネーミングセンスはダサいけど、想い届け!」「コロナファイターズの声が大きくなれば、差別や偏見も減らせると思う」といった肯定的な声のほか、「趣旨はよくわかるんだけどコロナファイターズで我慢しきれず吹いてしまった」「医療従事者に感謝もするし応援する気持ちはあるけど、コロナファイターズは笑う」「大真面目な顔でコロナファイターズ連呼するから爆笑しちゃった」と面白がる声も聞かれていた。
一方では、「ステッカーなんて作るお金あったら県でマスク買ってくれ…」「医療関係者忙しくてそんなの見る暇ないでしょ」「ステッカー作ってウイルスをお祓いするの?」といった否定的な声も多数聞かれていたものの、会見直後からツイッターでは「コロナファイターズ」「コロナファイター」のワードが大盛り上がりに。トレンド上位を席捲していた。
県民からも賛否聞かれているこのワードだが、「医療従事者の方々の応援のメッセージ」というアイディアは広く支持されている様子。これからもこのワードは流行していくだろうか――。