セミファイナルでは、KENTA(2勝1敗)とEVIL(1勝2敗)によるバレットクラブ日本人最強決定戦が実現。KENTAは試合中、EVILの参謀役である東郷を味方に引き入れようと試みるが失敗。EVILはKENTAの左肩に集中攻撃を見舞うも、KENTAは蹴りで応戦。終盤、バレットクラブの試合では恒例となっているレフェリー不在のリングで、KENTAがブリーフケースでEVILを殴打。ピンチに陥ったEVILだったが、KENTAが東郷にgo 2 sleepを見舞おうとした瞬間に背後からローブローを炸裂。この勝機を逃すまいと、すぐに得意技EVILで叩きつけ、カウント3。EVILの暴走ファイトは同門相手でも変わらないところを見せつけた。
試合後、EVILは「これが今のEVILだ!KENTAについてはノーコメントだ!」と語り、インタビュースペースを去った。KENTAは「あいつらに関しては俺なりの想いがあるから」と含みを残すコメントを出している。この結果が『G1』以降のバレットクラブに影響を与えるのか気になるところだ。
EVILとKENTAはともに勝ち点4で、Bブロック4位タイの位置につけているだけに、これ以上、負けは許されない状況と言ってもいいだろう。
◆新日本プロレス◆
『G1クライマックス30』
2020年10月1日
新潟・アオーレ長岡 観衆 1685人
▼Bブロック公式戦(30分1本勝負)
<2勝2敗=4点>○EVIL(15分40秒 片エビ固め)KENTA●<2勝2敗=4点>
※EVIL
(どら増田)