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阪神 中日エース・大野雄大投手「今オフ」FA獲得大本命

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提供:週刊実話

 9月15日、巨人に優勝マジックが点灯。同20日の時点で32までマジックを減らしたが、その巨人から10・5ゲーム差という独走を許した矢野阪神の責任は大きい︱︱。

「今季の直接対戦は巨人の12勝4敗。ここまで大差がつくとは、どちらも思っていなかったでしょう」(スポーツ紙記者)

 巨人独走、セ・リーグのペナントレースを早々に終焉させてしまった敗因は、改めて分析が必要だろう。しかし、なぜか「阪神のオフはバラ色」だと言う。

 それは、今季の国内FA市場の「投手の目玉」である中日・大野雄大(32)には意中球団があり、それが阪神のようなのだ。

「大野は京都府出身。大学も京都でしたし、関西圏に強い愛着を持っているようです」(在阪記者)

 昨年オフ、今年度中の国内FA権取得に先駆け、中日は複数年契約を提示。だが、大野がそれを蹴った話は繰り返すまでもない。

 阪神は今季、大野に防御率2点台前半に封じられている。苦手左腕が加入すれば阪神の巨人アレルギー払拭に一役買い、一気にV候補の筆頭に躍り出そうだ。

「大野は今季、序盤戦こそ苦しみましたが、5試合連続完投勝利も達成しました。中継ぎ、抑えの分業が当たり前になった現在、『投げたがり』の大野は貴重な存在です」(中京在住記者)

 阪神は、熱烈歓迎で迎え入れるはずだ。しかし、喜んでばかりはいられない。

「近年、阪神は大物外国人選手やFA選手を獲得し、ペナントレースの敗戦ムードを『期待論』にすり替えてきました。投手陣のまとめ役だった藤川球児がいなくなった後、誰がブルペン陣をまとめるのか。ベテランの衰えが顕著な打線の強化、12球団ワーストを争う失策の多さなど、課題は山のようにあります。でも、その課題は毎年同じ。選手が反省し、次に活かせていないからです」(前出・在阪記者)

 球界を代表する先発左腕がタテジマを選ぶとなれば、お祭りムードと化すのは必至だ。しかし、トラが着手しなければならない最優先事項は、藤浪晋太郎(26)を復活させることだが…。

 本誌でも先週報じた通り、二軍降格後、藤川が助言を送り続けているが、その効果はまだ表れていない。

「大野獲得で藤浪の放出論が加速しそう」(同)

 大野獲得を決めている他球団は“トラ志望”に騒然だが、阪神内部も揺るがすような移籍劇になりそうだ。

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