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ただ、鈴木氏のクセのあるドラマの作り方に違和感を示す者も少なくない。最も鈴木アンチが多いと言われるのが、EXILEや、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEなどを抱えるLDHのファンたちだ。鈴木氏は2018年から、LDHとタッグを組み、クリエイターチーム、LDH Oを立ち上げている。だが、その評判は悪い。
鈴木氏はネットドラマ動画のほか、舞台や、朗読劇なども手がけているが、2018年上演の三代目の山下健二郎主演の舞台『八王子ゾンビーズ』で、日大の「悪質タックル問題」を取り入れるなど、余計な時事ネタ、小ネタがファンの不評を買った。
2019年には、夫人の森三中・大島美幸との馴れ初めを記した『ブスの瞳に恋してる』を13年ぶりにリメイクし、フジテレビオンデマンドで配信した。主演はEXILEのNAOTOだったが、ファンから「私物化しすぎでしょ」「今ならアウトなタイトルなのに何でそのままやるの」といった声が聞かれた。
さらに、今年10月スタートの、FANTASTICS from EXILE TRIBE総出演のドラマ「マキンナイトフィーバー』(日本テレビ系)の脚本家「青葉大地」が、鈴木氏の別名義ではないかと訝しむネットの声も一部ファンの間で見られる。一人の脚本家が同シーズンに別の局で、深夜ドラマという同ジャンルの番組を手がけるのは問題があるだろう。ただ、これに関しては確証はない。それだけ鈴木氏がLDHファンに嫌われているということになる。
鈴木氏は放送作家として多くの人気バラエティ番組を手がけてきた。『SMAP×SMAP』(関西テレビ制作・フジテレビ系)では、メンバーの個性を活かしたコントキャラクターを生み出してきた。これはドラマにおいても、『M』の極端なキャラの作り方に現れているだろう。さらに、鈴木氏は『めちゃ×2イケてるっ!』(フジテレビ系)も手がけていたが、「笑いはあるが、最後はほっこり泣ける」といった「めちゃイケ」テイストもお得意と言える。こうした一昔前のバラエティの手法を、ドラマ脚本に取り込むやり方に違和感が示されているようだ。
ヒットメーカーとして表向きは広く浅く受けれられつつも、ディープなファンからは嫌われてしまうのが鈴木氏の評価だと言える。もちろん、賛否ということにはなるのだろうが、今後はどうなっていくのか気になるところだ。