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大相撲「照ノ富士に続け」が合言葉! 平幕ベテラン大関経験者たちの逆襲劇

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提供:週刊実話

 大相撲7月場所。一時は序二段まで落ちていた元大関の照ノ富士が、まさかの復活優勝を遂げたことで“新たな流れ”が生まれているという。世代交代、若手台頭が叫ばれている中、ベテランの大関経験者たちの逆襲が始まったのだ。

 現在、平幕には、照ノ富士、栃ノ心、高安、琴奨菊と、史上最多、4人の大関経験者がいる。

「7月場所は、伸び悩んだ若手力士たちを尻目に、栃ノ心と高安が10勝5敗、琴奨菊も8勝7敗と、照ノ富士以外の元大関たちも、そろって好成績を収めたのです」(担当記者)

 彼らにとって、照ノ富士の優勝は、さらなる“発奮材料”になった。

「その気になりさえすれば、まだまだ輝けることを、身をもって示してくれたわけです。『照ノ富士が優勝できたんだから、オレだってできないわけはない』と、大関経験者は皆、意気盛んです。下手な若手よりも気合いが入っていますよ」(同・記者)

 琴ノ若、琴勝峰ら、期待の若手が群居する佐渡ケ嶽勢のリーダー挌で、幕内最年長の琴奨菊も、ヤル気がみなぎっている。

「7月場所では、ひざを伸ばした状態で手をつく“新しい立ち合い”を編み出して、実に1年4カ月、7場所ぶりの勝ち越しにつなげました。本人も『まだまだいける、という気持ちになったのがうれしい』と、復活の手応えを感じているようです」(同)

 高安は、かねて婚約中だった美人演歌歌手の杜このみと7月場所後に入籍。新婦のおなかにはすでに赤ちゃんがいることを発表するなど、幸せの絶頂にある。このことが5場所ぶりの勝ち越しの原動力になったのは明らかだ。

「この1年、いろんな人に励まされてきた。これからはお返しをする番です」

 こう語る高安は、次の場所で台風の目となりそうだ。

 照ノ富士同様、大けがを克服した栃ノ心も、復活の手応えを感じているという。

 追われる立場になった照ノ富士も、「もうちょっと鍛えないと秋場所は厳しい」と連日、意欲的に体を動かしている。秋場所は、元大関陣から目が離せない。

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