一方で、視聴者から多くの評価を集めているのが、『スッキリ』(日本テレビ系)。特にMCの加藤浩次の発言には毎回多くの注目が集まっており、これまで新型コロナウイルス関連のニュースで多くの称賛を集めている。
>>加藤浩次、コロナ差別に「知識がないから差別が生まれる」発言で称賛 「本質をついた言葉」の声<<
「特に称賛を集めたのは、3月12日放送回です。当初、日本のPCR検査数の少なさについて国内でも是非が分かれていましたが、番組内で、その前日にソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が簡易PCR検査を100万人に無償提供すると表明して騒動になった話題を取り上げた際、加藤は専門家からの否定的な考えを聞いた上で、『当初PCR検査、韓国ではいっぱいやっていて、じゃあ日本で何でできないんだって、僕なんかもこの番組で言いました』と日本の検査数に当初は懐疑的だったことを明かしつつ、『多分、僕なんかの考え方もすごく間違っていて、これ明らかだと思うんですが、やれば良いってものじゃないっていうことが分かってきた』と話していました。以前の発言を撤回するという勇気ある加藤の言動に、『間違ってると思ったことを素直に認めてすごい』『自分で撤回してくれると信頼できる』という称賛が殺到。高い評価を得ていました」(芸能ライター)
また、7月22日放送回では、新型コロナウイルス感染が発覚した俳優の横浜流星について、「やっぱり感染してしまった人は何も悪くない。対策をしてても感染する可能性あるから、一切責めちゃいけない」と強く呼びかけ、多数の賛同を呼んでいた。
「さらに、7月24日放送回では、番組でクラスターの発生状況について取り上げており、従業員たちが同じ飲み会に参加し、広まったケースを『職場クラスター』と紹介した際には、『職場じゃないんですよ。職場の方たちと飲み会に行っている。夜の街とあまり変わらないということです』と語弊を指摘。また、同様の状況で発生し、『集配センタークラスター』と名付けられたクラスターについても、『言葉がおかしい』と断罪していました。ワイドショーの印象操作はこのところ特に問題視されていますが、内側から訂正しようとする加藤の行動に、『報じ方にも苦言を呈してすごいな』『間違ってると思ったことを自分で指摘できるから信頼できる』といった声が寄せられていました」(同)
昨年起こった、闇営業に端を発する吉本興業の一連の騒動では、経営陣の刷新がなければ「辞める」宣言まで飛び出したものの、結局エージェント契約に落ち着き、「口出して引っかきまわしただけ」「狂犬じゃなくて駄犬」とも揶揄された加藤。しかし、このコロナ騒動でまた大きく株を上げたようだ。