この日、番組では東京都発着の旅行者が対象から除外された「GoToトラベルキャンペーン」について特集。同日には東京除外を公表した17日までに予約した旅行のキャンセル料の補償が赤羽一嘉国土交通相から正式に発表されたが、いまだ開始時期を遅らせるべきという声が相次いでいる。
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番組ではコメンテーターやゲストたちがこのキャンペーンについて解説し、新しい案を提示するなどしていた。MCの小倉智昭アナウンサーが「新しい観光の形で観光していて楽しいのかな。それだったらそのお金をワクチンに回して、治療費に回して、なんとかそっちを先にやってくれないかなと思っちゃうな」と首をかしげる中、三浦氏は「観光業がウィズコロナでどういうふうにするかってとき、医療機関から指導を受ける、街全体が協力するっていうのが一つの形」としつつ、星野リゾートの星野佳路氏が提唱した、インバウンド消費がなくなった国内の観光業を回復させることを目的に、自宅から30分~1時間の範囲で旅行する「マイクロツーリズム」に言及し、「ちょこちょこ行きながら、ちょこちょこ(お金を)落として、密にならないようにっていうくらいしか旅行業界を救う道はない」と推奨した。
また、「GoToトラベルキャンペーン」については、「新型コロナウイルス収束後に実施すべき」との声も上がっているが、三浦氏は「1年後、2年後っていってもみなさん潰れてるので。『コロナが終わってから行きましょう』って言ったら、みんな潰れてますので」と、収束を待ってキャンペーンを開始したとしても、多くの観光業者は助からないと分析し、「でもそれってみんな正面から言わないから。(観光業は)『潰れますよ、助けてください』って言わないと、(世論は)『待った方がいいんじゃない?』っていう話になってしまうんですよね」と話していた。
三浦氏のこの発言に視聴者からは、「確かにいま対策しないと、終わったときに行く旅行先なんてないよね」「三浦さんの意見に賛成。コロナも大変だけど、このままだと経済で死んじゃう人が増えると思う」「まだ早いって言ってたらその間に経済的に抹殺されていく人は持たない」という賛同の声が集まっていたが、一方では、「潰れないためのGoTo以外の手段を考えたほうがいいんじゃない?」「それで感染が広まったらますます観光業はピンチになる」という疑問の声も見受けられた。
果たして東京都が除外された「GoToトラベルキャンペーン」は観光業の救済策となるのだろうか――。