先月10日、自身のツイッターにこう投稿した後、ネット上でまるでジャンヌ・ダルクのような存在になったのが歌手で女優の小泉今日子だ。
先の国会では、検察官の定年を政府の判断で延長できるようにする検察庁法改正案が審議されていたが、小泉は真っ先に反対の意向を表明。
すると、俳優の井浦新、浅野忠信ら芸能人や著名人たちも続々と小泉に賛同。一般人も賛同し一大ムーブメントを巻き起こした結果、同法案の成立は見送られることになった。
「長年芸歴を積み重ね、人気も知名度も絶大とあって、改めて影響力があることを思い知らされた。この影響力をなんとか政治利用しようという政党があってもおかしくはないだろう」(永田町関係者)
先月22日には、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けている演劇、ミニシアター、ライブハウスの3文化を救う「文化芸術復興基金」の設立を呼びかけるシンポジウムのゲストパネラーとして、女優の渡辺えりらと出席。
小泉は「現状、9月、10月、11月まで劇場をキャンセルする人が増えていて、お客さんを入れるというメドが立ってない」などと窮状を訴えた。
発売中の「週刊新潮」(新潮社)によると、小泉は渡辺とともに5月31日付の共産党の機関紙「しんぶん赤旗」の1面に登場。文化事業に対して支援のない政府を批判したというのだ。
「小泉は現在、舞台のプロデュース業を手掛けているので自身にとっても深刻な問題。それよりも、もはや、テレビや映画など芸能界での仕事には関心がないようで政治的発言もお構いなしの様子。そろそろ安倍政権が危ないが、野党連立候補として、安倍政権打倒の強力な刺客として担ぎ出されるかもしれない」(芸能記者)
安倍政権にとって、今後の小泉の言動は脅威になりそうだ。