この日の番組では、俳句企画で「永世名人」となった俳優の梅沢富美男をフィーチャーしたヒストリー企画が放送されたが、番組後半では、「梅沢永世名人には新たな目標に向かって頑張っていただきたい」として、永世名人の傑作を集めた本が出版されることが発表された。しかし、本を出版するには50本の俳句が必要だといい、梅沢がこれまで発表してきた俳句で、本に載せられるクオリティのものは18本とのこと。残り32句を今後作っていくこととなった。
そのため、この日さっそく「道中を 終えて眼鏡の 禿かな」という俳句を発表した梅沢だったが、俳人の夏井いつきにより、ボツに。「駄作」と発表された瞬間、MCの浜田雅功がボタンを押し、梅沢が考えた俳句が印刷された大きな掛け軸は、そのまま巨大シュレッダーに掛けられ、スタジオには紙吹雪が舞ってしまった。
しかし、シュレッダーが掛けられている間、軽快な「エレクトリカルパレード」の曲が流れ、出演者たちは爆笑。一方、梅沢は茫然とした表情を浮かべていただけに、視聴者からは、「バラエティだから仕方ないけど自分の作品を目の前でシュレッダーされるの、かなり精神的にキツイよね」「良い曲じゃなければ楽譜を破く、良い演奏じゃなければCD叩き割る、そんな感じ」「作った料理を食べずにゴミ箱に入れているような不快感があった」という批判の声が寄せられてしまっていた。
とは言え、一方では「本人の直筆でもないし過剰クレームじゃない?」「バラエティの演出に過剰反応しすぎ」という批判に対する疑問の声も寄せられていたが、今後も続くこの企画に対し、「シュレッダーが続くなら見たくない」という声も見受けられた。
梅沢が一生懸命作った作品をためらいもなくシュレッダーに掛け、出演者たちがそれを笑いながら見るという構図に、ドン引きした視聴者が多かったようだ。