「主演女優の米倉涼子(44)が所属事務所であるオスカープロモーションから契約満了に伴い3月31日付で退所してしまった。当初、事務所と米倉本人は円満退社と公言していたが、真実は真逆だ。ドロドロのドタバタ劇で今後は裁判に発展する話も出ている。いずれにせよ、『ドクターX』の制作継続は米倉次第と言われているが、実際はすべてが丸く収まったらという厳しいハードルが設けられている。いくら米倉本人がGOサインを出してもオスカーサイドが契約書を盾に制作できない可能性も出てきた」(芸能プロ関係者)
そんな危機的状況の中、“テレ朝の救世主”と呼ばれているのが俳優の内藤剛志(64)。4月からスタートした『警視庁・捜査一課長2020』の初回2時間SPが世帯平均視聴率13・3%を叩き出したのだ。
「『捜査一課長』は2012年に『土曜ワイド劇場』でスペシャルが5作放送され高視聴率を取りました。’16年4月期には連ドラ化され、’18年4月期に放送されたシーズン3は第5話で番組最高の14・2%を記録した。『相棒』もこのパターンでブレークし、いまやテレ朝を代表する人気コンテンツに成長した。『ドクターX』継続が危うい中、テレ朝幹部らの期待を一身に集めるコンテンツです」(関係者)
内藤がテレ朝関係者から崇められる理由がもう1つある。シリーズ本数ではテレ朝ナンバー1の実績を誇り、根強いファン層を持つことで知られる『科捜研の女』に出演し、主演の沢口靖子に負けず劣らずの人気を持っているのだ。
「沢口扮する榊マリコとすれ違いの恋愛関係にある刑事・土門薫役の内藤は60歳以上の女性から絶大な支持を得ています。ファンクラブもあるくらいの人気者なんです。『科捜研の女』からも内藤は視聴者を持ってきている、とテレ朝では分析しています」(同)
科捜研シリーズに続き、『捜査一課長』にも出演する内藤。気になるのは出演料だ。
「ズバリ1本300万円〜。今回は約1年間放送された『科捜研』からの続投なので年収は軽く1億円を超えている」(放送作家)
ちなみに、『捜査一課長』は映画化されるようで、総製作費は30億円という。
「ドラマと並行しながら撮影が進んでいます。2020のシーズン4の最終回は映画版でタネ明かしされるんです。内藤演じる大岩一課長が刑事になって最初に担当した迷宮入り事件を解決する展開です」(消息筋)
内藤も失敗しないので。