「史上初の非常事態宣言が発令され、外出自粛が叫ばれる中、テレビの報道や情報番組は軒並み高視聴率を連発しています。特に報ステは絶好調で20%を超える日もあったのに、番組存続すら危ぶまれる事態に陥っています」(全国紙社会部記者)
富川アナは、報ステの出演がなかった4月3日の金曜日と翌4日の朝に発熱したというが、すぐに平熱に戻ったため、6日の月曜日以降は通常出勤。7日の報ステ本番中にたんが絡むようになり、歩行中に息苦しさも感じたという。
10日には1人で歩くことも困難になり、都内の病院に入院。15日には同番組のチーフプロデューサーとスタッフの計2人が感染していることも明らかになった。
「10日のオンエアでは、月〜木のニュースを担当し、金曜はメインキャスターの1人である森川夕貴アナも出演を見合わせていました。そこから事態は深刻さを増し、フリーの赤江珠緒アナウンサーの夫(テレ朝社員)や、報道番組センター長まで発熱。テレ朝の報道は崩壊の危機に陥っています」(同・記者)
裏方なども含めた報ステのスタッフの総数は100人程度とされるが、テレ朝は13日の月曜日に全スタッフを休ませることを決断。
「急きょ他の番組からスタッフをかき集めて、何とか番組は継続させるそうです。報ステはスポンサーが順番待ちするほどのドル箱ですから、意地でも存続させるつもりでしょうが、現場がいつまで持ちこたえられるか…。同局は相次ぐ社員の感染を受け、報道番組などの制作に携わる一部スタッフを除き、17日からの3日間、本社ビルへの立ち入りを原則禁止することを決めました」(同)
もう一つの重大問題が、富川アナと毎日共演していたフリーの徳永有美の感染状況だ。
「徳永さんの夫は内村光良ですからね。民放各局でレギュラー番組を多数抱える内村にも感染していれば、影響は甚大です」(芸能記者)
現在は禁煙しているが、内村も、先日亡くなった志村けんさんと同じくヘビースモーカーだった。
「内村はかつて番組の人間ドック企画で“肺年齢95歳”と判定されていましたからね。感染したら重症化の危険性も高いと思います」(同・記者)
テレビ業界全体に波及しそうな“テレ朝パンデミック”は、しばらく収まりそうにない。