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美女ざんまい「実話劇場」 辰巳シーナインタビュー

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提供:週刊実話

 モデルでタレントで占い師…。元グラビアアイドルだった辰巳シーナは2年前にその活動をやめ、現在の肩書きをこのように語る。加えて「羊の皮をかぶった悪魔です」とも付け加えた。かわいい顔して、ちょっと病んでる(?)ところが彼女の不思議な魅力。その“正体”に迫る――。

シーナ 私、子供の頃からいじめられっ子で無口だったんです。ところが、恵比寿マスカッツ(AV女優やグラビアアイドル、モデルなど多業種のタレントで構成された女性アイドルグループ)に入ったおかげで、人生のすべてを変えてもらいました。ほんと、ビフォー・アフターなくらいに激変したんですよ。

――加入したのが5年前だから…当時は22歳か。それまでは何をしていた?
シーナ グラドルをしながら水商売をしていました。キャバクラ嬢です。

――お水の花道みたいな世界だったんだね。
シーナ というか、無視や陰口が多かったですね。どうしてかというと、どこの店に行っても、入ってすぐに№1になっちゃうから。

――なんと、自慢ですか。
シーナ そうじゃなくて、黒髪が私しかいないので珍しかったんです。化粧の仕方も知らなかったから、ほぼスッピンだし、純朴そうに見えたんだと思います。

――なるほど、「この子は純情そうだ、イケるかも」と思われたわけだ。
シーナ そうかもしれないです。おじさんには、かなりモテましたね。でも、席についたら「そうなんですか」と「大変ですね」くらいしか言わなかったので、すぐにチェンジされてしまったこともあります(笑)。

――そんな子が恵比寿マスカッツで何が変わったの?
シーナ いっぱい叱られて鍛えられたことで、人として当たり前のことができるようになったんです。人に対する気の使い方とか、挨拶をちゃんとするとか、遅刻をしないとか…。

――それまでは、全くできていなかったと?
シーナ そうですね。そもそも私、いじめられ体験があるので、人間のことが信用できなくて。特に女(笑)。若い女があんまり好きじゃないんです。だから、なるべく孤立するように生きてきました。でも、マスカッツの活動で、楽しいとか、嬉しいとか、そういう感情を出せるようになってきたんです。番組でも「シーナちゃんが、やっと笑ってくれるようになった」と言われるくらいに変わりました。

――それだけを聞くと、芸能界からは最も遠いところにいそうだけど、入るきっかけはなんだった?
シーナ 品川駅で乗り換えをしようと歩いていたらスカウトされて。「来たものって運命なのかな」と思い、何も考えずに事務所に入り、与えられた仕事を黙々とやっていました。そんなある日、恵比寿マスカッツのオーディションを受けることになったんです。

――でも、人間不信で、無口では受からないでしょ。何かやらかしたとか?
シーナ 実は私、霊感が強いこともあって占いができるんです。中国に住むおじいちゃん(母方の父)が占い師をしていて、私にもさんざん勧めてくれてたんですが、芸能界に入るまでは興味がなくて。事務所に入ってから独学で本を読んだり、占いの学校にも行きました。

――その腕を披露したわけだね?
シーナ はい。偉い方だと知らなくて、タロットカードでプロデューサーのマッコイ斎藤さんを占いました。私、忖度しないので、出た結果をそのまま話すんですよね。「偉そうにしているけど、本当は寂しがりやですよね」なんて。生意気なことを言っちゃったのがウケたみたいです。
 そこからはシーナの独壇場。番組収録前、出演者に対して行われるアンケートに本音を書きまくったところ、「猫をかぶっているけど、中身は本当に性格悪くてドロドロしてる」と評判になり、ついたニックネームが『羊の皮をかぶった悪魔』だった。
シーナ 人としてゴミな人っているじゃないですか。なんで生きてんの? と思うと、メンバーに対してでも、そのまま言っちゃうんですよね。番組内でも「毒舌お悩み相談所」とか、「猛毒のコーナー」というのをいただいてます。

――どういうところに怒りが沸く? たとえば新型コロナに対しては?
シーナ さんざん人間も好き勝手にやってきたんですから、自然に対してはなんにも怒りはないです。仕方ないんじゃないでしょうか。

――それはそれで、斬新な意見だ(笑)。

★私のファンは「ヘンタイ」

――恋愛については?
シーナ 正直、どういう感情が愛なのか、よく分からないんですよね。いじめられたこともあり、男性に対して悪いイメージがインプットされてるんだと思います。男性アイドルも苦手。ちゃんと生きてるし、意志もあるから怖いです。だから今は、二次元の男性に恋をすることが多いです。裏切らないし、私を傷つけないから。

――男の人に言い寄られると、どうなっちゃう?
シーナ 知り合いの男性だったら、相手の感情を無意識にコントロールしちゃいますね。水商売の経験や占いができるからでしょうか、相手の口説く気持ちを失わさせるとか、ゲーム感覚で感情を操縦してしまうんです。そのおかげで、いまは女の子からの恋愛相談がとても多いです。「好きな人を振り向かせるにはどうしたらいい?」とか。私自身も、スタッフやバイト仲間を相手に、何人を(自分に)惚れさせられるか実験したこともあるんですよ。

――悪魔だなぁ。
シーナ 歪んでしまいましたね、だいぶ(笑)。まぁ、歪むと言えば、私のファンも相当なものですよ。月に2〜3回のペースで占いイベントをやっていたんですが、私はオブラートに包んだ言い方ができないので、悪い結果が出ても、そのまま言っちゃうんです。「もう助からないよ」みたいに。

――それを言われたくて、みんな来るんじゃないの?
シーナ そういうところもあるかもしれないですね。だから私は、彼らのことをヘンタイと呼んでます。ファンイベントでは、いきなりビンタをすることもあるんですよ。そうされるとすごく嬉しいみたいで…。

――マスカッツの中では、いじめはないの?
シーナ ないですね。私、みんなのことを全然、知らないから、何が起こっているのかもよく分からないんです。メンバーとは仲良くしないようにしていますし。誰も信用できないですから。

――最後まで毒をありがとうございました(笑)。

◆たつみしーな 1993年3月14日生まれ。T161、B80・W57・H82。雑誌『smart』の専属モデル。毎週火曜日23:00〜『真夜中の運動会』(アベマTV)放送中。

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