デビュー当時は、幼さを残す人形美的な顔貌だったのが、27歳となった今は大人っぽく変化し、顔相に芸能人らしい強さが加わった。
特に、頬骨の張りが目立つようになって、これは行動力や負けん気が増した証左。頬骨が外側に張るタイプなので、忍耐強さも備えている。
また、彼女は(あまり目立たないが)目の大きさが左右で異なる雌雄眼で、こちらは女相としては強すぎて恋愛や結婚には凶ながら、仕事人としては野心家で切れ者の眼相だ。
以前は額を前髪で隠すことが多かったが、額を見せるヘアスタイルが増えてきて、相学的には実力と自信をつけてきた証しと観る。
逆に、やや上がり眉だったのが、ほぼ水平になって丸みが生まれ、女性度が上がった。仕事眉から恋愛眉に変わって、エロスに対する積極性は以前より増している。眉を細く、薄く作るようにもなって、これは好色性がアップしている徴候だ。
もとより整った顔立ちの美女で、エロスの点でも中庸を得ている。性ホルモンタンクの臥蚕(下瞼のサヤエンドウ形の部分)の厚みがほどよく、眼光も乾いておらず、唇が上下ともいい感じの厚みで、淡泊すぎず、淫蕩に流れず、過剰なところがない。
正面からかすかに覗く鼻孔、広めの眉間、ユルめの口元と、誘惑に弱い相はいくつかあるも、高い山根(鼻の付け根。目間)に、くっきりと太い人中(鼻下の縦溝)で、抑制が利いており、バランスは取れている。
【官能度】【モテ度】ともに「4」寄りの「3」と、やや高。【スタミナ度】は、金甲(小鼻)の張りはほどほどながら、口が小さめで口相に勢いがなく、「2」と低めだ。
生来的な膣道の断面と一致するとされる耳穴の下の溝が狭くて深く、極上クラスの名器耳。口角(唇の両端)が上がっているのは後天的名器相で、しっかりした人中も生殖器の発達のよさを示すもの。残念なのは口元がユルみがちなことで、【名器度】は惜しくも満点を逃して「4」となった。
明確なあげまん相はないものの、やや弓なりに変化した眉相とすっきりした印象の唇がプラス要素。食禄(鼻の下)にあるホクロは食うに困らない吉ボクロで、これは将来、夫(恋人)にも物質面で影響力を持つ。【あげまん度】は「2」寄りの「3」と、現代女性としては高めだ。
高い頬骨と雌雄眼は男の運気を破る後家相ながら、小さめの口とくっきりした人中は良妻相で、柔らかい眼光に大きな黒目は情感豊かでプラス要素となり、【良妻度】も「3」と観た。
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【劉飛昶プロフィール】劉飛昶(リュウ・ヒチョウ) 観相学・東洋運命学・心理学などを独学。セクソロジーにも通じ、女相から性感の特徴などを観極め、現代にフィットした〈新〉淫相学の研究に取り組む。淫相学とは、観相術の中でも男女の交わりに主眼をおいた観法の総称。